野球で出塁すると、進塁に備えて塁から少し離れる。
これをリードを取る、と呼ぶ。
何メートルのリードを取って進塁に備えるか。
リードが小さければ進塁に不利になる。
かといってリードが大き過ぎれば投手の牽制球によってアウトにされる可能性がある。
アウトになる可能性を恐れて、リードが小さくなるのが普通の選手だ。
リードが小さければ、投手の牽制モーションを見て帰塁しやすいから。
しかしそれで一流の選手にはなれない。
元広島カープの高橋慶彦選手は、これを修正するための練習を選手に課した。
絶対にアウトになるぐらい大きいリードから帰塁の練習をする。
少しずつ距離を縮めて、本当に限界のリードと言える距離がどこなのかを体験させる。
大抵の場合、それは選手が安全だと思っているリードよりずっと遠くまで離塁したものだったそうだ。
青木学院の季節講習は9時から21時までの12時間開講される。
その中で何時間教室に滞在するかは生徒とご家庭が選ぶ。
無論相談されたら提案はする。
この夏にほぼ毎日12時間教室に篭った生徒がいる。
本人も自分がここまでやれると思っていただろうか。
思っていなかったかもしれない。
人間は安全を好む人が多い。
安全を好み、失敗を恐れ、限界を手前に作る。
そして今一つ冴えない結果を手にする。
素晴らしい結果を残そうと思えば、自分の限界は更新しなくてはいけない。
限界を突破しようとして失敗して、それでも限界を遠くに設定して挑戦する。
その結果として、真の限界を知る。
真の限界は、安全地帯にいた自分が思っているよりずっと遠くにあることに気がつく。
限界突破すればステージが一つ上がった実力が掴める。
だから、小さくまとまった結果を望まないならば、常に限界に挑戦し続けて欲しい。
真の限界を探し続け、真の限界を突破し続けて欲しい。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。