青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

表現の言い換えに逃げずに具体的にやる

先ほどの話の続きだ。 mizmorijuku.hatenablog.com 「やったからできた」までいかに早く到達するかを考えればいい。 「やればできる」=「やってないからできない」だから。 同じことを表しているのだが、後者の表現はとても居心地が悪い。 だから目を背けて…

「やればできる」の価値は薄い

「やればできる」ということを自分の頼みにする人がいる。 自分は今回のテストでは本気でやっていないところがあった。 だから点数が低い。 自分が本気でやればもっと点数が取れる。 こういうことを考えるタイプの人だ。 今考え方はには、ほぼ意味がない。 …

マス目も行もあれば使う

文字を綺麗に書いたり、きちんとした文で答案を作ったりしなくてはいけない。 この理由は簡単だ。 言葉は自分を含む他人に、自分の思考を伝えるための道具だ。 それを読みにくく書いてしまうのは、伝わる可能性を下げることになる。 言葉の本来の機能を失わ…

心を折らずに続けるコツとは

山のてっぺんを目指す時に、最初から歩く歩数を想定するとちょっと心が折れそうになる。 何万歩?そんなにあるけない! でも実際に歩き始めて少し休みつつ続けると、絶対に頂上に着く。 そして「大変だと思ってたけど、なんとかなった!」と満足する。 日頃…

固い土台は言語化から

なんとなく正解できる問題というのがある。 問題を見た瞬間から、こういう風に解けばいいかなとふんわり考える。 そしてふんわり正解に着地する。 得点はできるが、確固たる学力とは言い難い。 ふんわりした解き方なので、なんとなく解法を思いつかないと負…

描こう 書こう

大体毎日かわるがわる同じ話をしている。 図を描こう。 具体例を書こう。 グラフを描こう。 知っていることを書こう。 そういう地道な行動に手を抜かなければなんとかなる可能性が高まる。 細かい習慣をつけて油断せずに解いていく。 その上で、解き方に工夫…

計算ミスの原因はこれから

計算ミスをする生徒は難しいことができないのではない。 簡単なことを舐めて雑にやっているだけだ。 所詮加減乗除の組み合わせなど限界がある。 書かれている数字を読んで書いての反復だ。 その読んでの部分を雑にやっているから計算ミスをしているレベルさ…

計算ミスを検算で防ごうとしてはいけない

いい失点と悪い失点があると思っている。 国語の定期テストでおおよそ10問20点出題される漢字読み書き問題は失点してはいけない。 何が出題されるか範囲が限定されて、パターンも限られていて、暗記だけでいい。 そんなところで失点してはいけない。 これは…

解ければいいというものではない

中高一貫校の生徒が定期テストの答案を持ってきた。 平均点を20点以上超える答案にはなっていた。 正解不正解含めて答案を確認しつつコメントを出す。 不正解だった答案について、解いている最中に何を考えてどう判断したかを尋ねた。 「この行のこの数値を…

再現性と汎用性が肝

解法が妥当かどうかは「再現性があるか」「汎用性があるか」が一つの基準だ。 同じ解法手順で別の問題が解けるのであれば問題はない。 学校の定期テストの問題が過去問や配布問題集と全く同じことがある。 その解答を覚えておくだけでも点数が取れるのは間違…

凡庸な答案とは

自分の答案については一文字まで思考を込めてもらいたい。 「この行の式、何を考えて書いたの?」 質問をされて返答に困るようではいけない。 「なんとなく」 「雰囲気で」 そういう程度で書いた答案は、そういう程度の結果にしかならない。 凡庸な、せいぜ…

ベストを尽くそうとする

大事なことは自分のベストを尽くそうとすることだ。 誰かと比べてどうこうというのは日頃自分のやるべきことではない。 どんなに才能やセンスと呼ばれる何かを持っている生徒でも同じだ。 ベストを尽くして学習しなくては、最高の答案を残すことができない。…

「大丈夫」は「大丈夫ではない」ことの表れ

人間の行動は大体クセや習慣でできている。 勝つやつは勝ちグセがついているし、負けるやつは負けグセがついている。 学力が上がる行動をとっているかどうかもクセの影響がある。 例えば現状にある程度以上の不満があるとする。 それなのに「何か質問や疑問…

覚えているかではなく思い出せるか

公式を覚えて代入すれば一発!という数学の解き方もある。 それはそれで正しいところも多い。 覚えていないということが有利に働くことはない。 どんな理解があったとしても覚えていなければ入学試験本番で使えない。 ただ、もっと丁寧に考えれば「覚えてい…

毎日面白いのが指導

指導の手順を考えるのは、山頂までの道作りのようなものだ。 僕の学力を生徒に移植すれば入学試験の問題で合格点を取ることになる。 生徒が今いる場所はそれぞれ違う。 一人一人の歩幅もスタミナも履いている靴も違う。 受験までの制限時間も考える。 そんな…

雑談のレベルが違う

市内のある進学校の物理の授業の半分で「リーダーシップ」について話していたらしい。 そういう雑談が全部ダメだというわけではないが、場合による。 少なくとも理解力のある生徒が授業で行き詰まるタイミングでやることではないかな。 あくまで学力の本質を…

一味 一手間 一安心

生徒と話していたときのこと。 「北里柴三郎」を「北里”紫”三郎」と書いていた。 僕「柴三郎の柴は、柴刈の柴やで。お爺さんは山へ柴刈に〜の柴って知らんの?」 生徒「はい、知らないです」 僕「知らんのはしゃあない。柴っていうのは山に生えてる雑木よ。 …

誰でもできていつでも使えるテスト勉強の基本

テストでいい点数を取りたいと思う人は多いだろう。 その時にちょっと気の利いた人なら「テスト 勉強法」と検索するかもしれない。 ただ、基本的には魔法のように点数がとれる勉強法とやらは多分実在しない。 実在したら、学校でも塾でもそれを指導してみん…

反復して初めてものになるのが速度と正確さ

基礎基本を徹底的にやって、いかに正確かつ高速にするかが大事だ。 英語で言えば文中の品詞をどれだけ素早く判別できるかがその一つだ。 単語だけ睨んでも品詞は決定できないことが多い。 あくまで文中の位置や他の単語との関係で決まる。 観察してルールで…

例文の単語はシンプルにする

具体例が重要なのは英語だって同じだ。 文法の用語だけ覚えているのは極めてまずい。 文法は必ず例文とセットで身につけたい。 この例文をどれだけシンプルにするかが大事だ。 僕は人間が主語の英文を書くときは必ず Tom か Mary だけで書く。 発音しやすい…

基本は具体例から

文字式で、どんな式を書いたらいいか分からないという質問がよくある。 これは実は極めてまずい。 なぜかと言えば、考えればわかるのに考えていないから。 考えればわかるというのは、具体例で考えればいいということだ。 13を3でわったときの商は4であまり…

漫画、本、映画

没頭する時間を過ごせるメディアとは今のところ、古いメディアだ。 漫画だ。 本だ。 映画だ。 この順番で没頭の感覚を身につけてもらいたい。 読みやすいもの、とっつきやすいもので構わない。 ダラダラ眺める時間ではなく、没頭する時間を作る。 そのための…

短時間動画の怖さ

スマホやタブレットの持つ負の面は、動画にある。 現在の動画にまつわる産業は再生回数が一つの基準として利益が発生する。 再生回数を稼ぐために、短い動画が乱発される。 一つの話を腰を据えてじっと見る割合は減っていく。 一方でその短い動画にめちゃく…

継続と試行錯誤を優先し続ける

学力が一発で上がる生徒というのが稀にいる。 少し細かく言えば、一度学習したことをすぐに理解して身につけてしまう生徒だ。 大して学習しているようにも見えないのに、テストで高得点をとっていく。 ただ、それは例外中の例外だ。 普通の生徒はあくまで積…

スマートフォンやタブレットを渡すときに覚悟はあるか

毎日賢くなることも毎日力が落ちていくこともできる。 その要因は様々あるが、最大要因はスマートフォンやタブレットだ。 これに時間を食われる生徒が非常に多い。 そして上位層に食い込めない生徒はほぼ例外なくこれだ。 ただ時間を食われるだけならばまだ…

差は毎日つく

毎日差がつく。 例えば青木学院では入塾して間もなく、倍数の判定について話をすることが多い。 そして必ず暗記するようにと言われる。 珍しく強く強く言われる。 そう言われてすぐに暗記して、そこからいつ質問してもちゃんと答えられるようになるか。 言わ…

明日の点数を伸ばす

学力が伸びる生徒の行動は大体、優先順位が見えている。 学力が伸び悩む生徒は、定期テスト中に当日の答案について質問してくる。 そんなことをしても、翌日のテストの点数は一点も伸びないだろう。 終わったことは気にしない。 明日をどう生きるかを考えた…

作ったルーティーンから離れる

習慣はどのぐらいで変わるのか?も人によって違う。 ザックリした感覚で言えば、3ヶ月みっちりとやれば変わる。 人間の細胞がそのぐらいで全部入れ替わるという話と関係するかも知れないし、別かも知れない。 とにかくそのぐらいは毎日やり続けた方がいい。 …

まずルーティーンを作る

学習が継続できるかどうかが、学力の大半を決める。 学習を継続するにはどうしたらいいのか? その一番分かりやすいレベルが、ルーティーンを作ることだ。 帰宅してから学習を始めるまでの動作を淀みなく行う一連の流れを作る。 可能な限り帰宅時間もそろえ…

思考のグレイゾーン

何かを言い切るのはとても楽なことだ。 言い切っただけで、けりがついた気がしてしまう。 強い言葉で何かを言うのを聞くと、つい流されそうになる。 その瞬間に、思考を止めていいのか?と考える。 白黒ハッキリさせることだってもちろん大事だ。 でも中には…