公式を覚えて代入すれば一発！という数学の解き方もある。
それはそれで正しいところも多い。
覚えていないということが有利に働くことはない。
どんな理解があったとしても覚えていなければ入学試験本番で使えない。
ただ、もっと丁寧に考えれば「覚えている」というのはちょっと危うい。
多くの人が考えるのは「Aを覚えているか？」と聞かれて「覚えている」というレベルだ。
でも、試験本番で「二次方程式の解の公式を覚えているか？」と聞かれることはない。
問われるのは、問題を確認した上で「これを二次方程式の解の公式で解こう」という段階だ。
「思い出す」ことが最初のステップになる。
思い出すのは自発だ。
誰かに思い出すように指示されて行うことではない。
ある条件の時にそれがポンと頭に引き出される状態だ。
だから、数学でも他の教科でも日頃から思い出すことを練習しておくべきだ。
覚えるための練習ではなく、思いさせるかという練習だ。
だから、インプットではなくアウトプットを意識して欲しいと生徒に伝えている。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。
