青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いい塾と「じゃない方」の塾の違い

遠くにお住まいの方から塾についての相談を受けた。 みなさん色々苦労されているようなので、できる限りのお返事をした。 いい塾と「じゃない方」塾の見分け方はいくつかある。 その一つは「営業電話」だ。 営業電話をかけてくる塾は、基本的には「じゃない…

情報の波に押し流されるな

僕が子供の頃に「情報化社会」という概念が世に広まり始めた。 ものを作る時代から情報の時代へという転換だ。 情報が広まっていくためには多くの情報を扱えるメディアが重要になる。 そのメディアこそがコンピュータだという考えを、僕は学んで育った。 だ…

感情に従って生きる

人間は感情の生き物だ。 理性だけで動くものではない。 感情に従って行動することは推進力が強い。 だから一番「がんばらない」でいいのは、感情に従って生きることだ。 では、感情に従って生きた結果として手に入るものが何か?と考えてみる。 その結果手に…

上位に行くまでは手を抜けない

より少ない問題数で学力をつけることはある程度できる。 しかしより少ない学習量で学力をつけることはあまりできない。 とりわけ学力が発展途上であれば、そこは望み難い。 例えば学力上位の生徒であれば、自分の暗記の手法が確立している。 暗記に使えるフ…

支離滅裂に根っこは伸びる

なぜテストで点数を取るための解説だけをしないのか。 それは割に当たり前のことで、点数はテスト本番でのみ作られるものではないからだ。 問題を解いて正解を出すためには十分に学んでおかねばならない。 十分に学ぶためには自由に学んでおくことが効果的だ…

解説雑談で学ぶ力を

冬期特訓前半戦を終えて、年末年始特訓に突入している。 スポーツなどで通常の冬期特訓の時期に通塾できていない生徒が、この時期に来る。 溜まっているテキストをガリガリと解き進めては、僕にチェックを求めてくる。 国語の解説をしていると、本文に関東ロ…

人間は失敗する生き物だからね。

失敗しないようにと考えているから、なかなか挑戦しない。 挑戦しないから、なかなか伸びない。 人間は失敗する生き物だからね。 大切なのはそこから何かを学ぶってことさ。 失敗をいかにリカバリーできるかという方策を考えておいた方がいい。 解けなかった…

その逃げ方じゃあダメだ

合格を本気で考えるなら、合格できる学力を身につけるしかない。 学力を身につけるなら、学習するしかない。 これまでの学習で足りないなら、さらに高いレベルの学習をするしかない。 高いレベルとは難しい問題という意味ではなく、徹底的にという意味でだ。…

完璧な答案は簡単には書けない

学力の低い人間の中には、自分が正答できないことについて気にしすぎる人間が多い。 自分が解けない問題があると、すぐに手を止めて投げ出す。 あるいは模範解答を書き写す。 あるいは誰かに聞いた通りのことをノートに書いて丸をする。 実力の伴わないプラ…

学習で楽をしてはいけないのか?

学習において楽をするのがいけないのではない。 楽をして学力を上げないのがいけない。 楽をして学力が上がるなら、それは正しい選択肢の一つだ。 例えば英語の教科書を音読するのと、書き取りをするのは労力が違う。 どちらも100回やれば相応の学力にはなる…

丸つけは大問ごとに

大問を一つ解くごとに丸をつける。 これはうちの塾で絶対のルールだ。 例えば見開き2Pの問題を解くとする。 そのときに同じような問題が扱われることは十分ある。 動詞の三人称単数現在形をしめすsについての問題などだ。 とりわけ、英語の学力がまだ発展途…

正解すればいいってもんじゃない

出した数値が模範解答の数値と一致していればゴール、ではない。 僕が生徒によく話すことだ。 もちろん、一致しているに越したことはない。 でも、一致していれば学力が上がったとは言えない。 自分の書いた答案について理解できていないなら、学力は高くな…

地道な手順をひたすら

地道な手順をひたすら生徒に言い聞かせる。 中学2年生の数学は、確率に入った生徒もいる。 確率の基本と言えば、取り出しの数え上げだ。 ここで高校数学のPやCを使って解くことも、もちろんできる。 それを教えることも、もちろんできる。 そういう塾もある…

生徒の目標ごとに全部を変える

僕はどこであれ生徒の志望校合格のための戦略を練る。 この冬は高い志望校の生徒にゴリゴリの教材を見てもらっている。 学校のテストは順調に得点し、評定も高い生徒だ。 おそらく学校でもベスト5級ではあるだろう。 しかしその生徒であれ、現在の学力では合…

原因と結果をグッと飲み込む生き方

学習して身につけたことがあればテストの点数が取れる。 原因と結果だ。 原因となる学習量を増やさずに、学習の質を上げることは難しい。 学習の量と質を上げずして、結果を出すのは難しい。 当たり前のことなのに、学習量を増やさない・減らす人間がいる。 …

ナポレオンは言った「真に恐るべきは有能な敵ではなく、無能な味方だ」

かつてナポレオンは言った。 「真に恐るべきは有能な敵ではなく、無能な味方だ」 強い敵に敗れるよりも、味方に足を引っ張られる方が敗因となりうる。 もう少し言えば、敵を変えることはできないが、味方は変えることができる。 敵を無能にすることは目指せ…

10年早いんだよ

地道な手順を嫌う生徒は絶対に伸びない。 毎日生徒にそう伝えている。 地道な手順をとりたくないなら、うちに来なくていい。 どこかで魔法のように楽をして手を抜いて学力を伸ばす塾に通えばいい。 立体図形の辺の数を答える問題など、指先なりペン先なりで…

子供はなぜズルをするのか

目先のズルや手抜きや嘘に飛びつく子供と、そうでない子供の違いは何か。 それは満たされているかどうかかもしれない。 満たされていない子供は大人や未来を信じられない。 目の前にある確実な何かに手を伸ばす。 辛抱ができない、我慢ができない。 結果とし…

僕が生徒に嘘をつかない理由

嘘はいけない。 嘘をつく人間は我慢ができない。 現実を受け入れられないから、嘘をついて現実を見ない。 しかし学力は現実の一側面だ。 現実を見ないで学力を伸ばせることは絶対にない。 だから、学力を伸ばしたいなら嘘をついてはいけない。 間違いは意識…

基礎のパカ抜け

世のお母さんが思っているよりも、小学生というのは学力が低い。 適当になんとなくで物事を扱う。 正方形とはどういうものか? これにさえ適切に答えられない小学5年生ぐらいはザラにいる。 学校のカラーテストで80点ぐらいをとってくるかもしれない。 それ…

風呂屋の桶

僕が生徒に求めていることの本質は、やったことだけが結果だということだ。 自分が何かを願っているなら、それに見合ったことをすればいい。 人間は本当に願っていることはちゃんとやれる。 例えば火事に巻き込まれ時にダラダラ歩いている奴はいない。 虎に…

サイダーのように疑問が湧き上がる

自分が分からないことを大事にして向き合い、解決しようとする。 そういう姿勢の人間は例外なく学力が高くなる。 誤魔化さない人間と言いますかね。 何かを見過ごそうと思えば世界の理解解像度が下がる。 自分が何を知っていて何を分かっているかさえ分から…

蒔ける種は対話でも蒔く

季節特訓は普段の授業より時間が長い。 そのせいもあって、それぞれの生徒との対話も時間の余裕が取りやすい。 通塾歴の浅い生徒に改めて基本動作を仕込む時間にもなる。 普段履修していない教科の指導をじっくりする時間にもなる。 今日は国語を強化したい…

不調の時にこそ真価が問われる

「目のない時こそ丁寧に打て」という考えがある。 人間の価値が問われるのは追い込まれた時、不調な時だ。 不利な状況の時こそ、気をてらうことなく基礎基本に忠実にコツコツ行動する。 ちょっと垢抜けない言い方をすれば、きついときこそ踏ん張る。 こうい…

焚き火と子育ての類似

毎日生徒のノートを見るのが僕の楽しい仕事だ。 もちろん仕事だけしていれば満足するというわけではない。 冬なのだから焚き火の一つもしたいと思う。 ここ数日気温も低いのでとみに焚き火がしたい。 焚き火は太い薪が燃える様が美しく、暖かい。 でもいきな…

目標を現実にするために必要なこと

生徒にノートチェックの後、資料を渡した。 進学したいと言ってくれた高校の合格者データと進路実績だ。 自分が挑もうとしているところがどういうところなのか。 その先にはどんな未来があるのか。 それを現実的に捉えて実感したもらいたい。 あらゆる願望の…

どうやって塾を選んだのか聞いてみた

先日、保護者さんと面談をした。 その時にふとした流れで、「どうしてうちの塾に来たのか?」という話をした。 塾のブログを読んで選んでくれたそうだ。 曰く、「いろいろな塾のブログを読んだ」 「その中で、誤字が多かったり助詞の使い方がおかしいものが…

また春に会おう

Zoom指導をしている遠隔地の生徒がいる。 テスト休みを利用して通塾指導を受けていたが、昨日地元に帰って行った。 普段から質問などはSlackを利用して受け付けている。 それはそれで便利ではある。 比較すれば、対面での質問は即時性が優位な点だろう。 ど…

サボる言い訳を許すな

凡人はサボる。 理由をつけてサボる機会を虎視眈々と伺っている。 そうやって手を抜いているからいつまでも凡のままであり続ける。 自分を厳しい環境においてハードモードで磨こうとはしない。 あまつさえハードモードに我が子をおくことを可哀想だという親…

塾に来たら何かを持って帰れ

冬期特訓を利用して、基本の算数・数学を強化しようとする生徒もいる。 普段あまり手をつけていない国語に挑戦する生徒もいる。 大事なのは何をやるかではない。 どういう意図を持ってどの程度やるかだ。 なんとなく算数をやるのでは薄ぼんやりした学習にし…