2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
前の記事で朱に交われば赤くなるということを書いた。 mizmorijuku.hatenablog.com でもその朱=環境は高校や大学に限ったことではない。 一番大事な「手」は何かを忘れてはいけない。 僕のことをよく知っている人なら分かるだろうが、もちろん塾ではない。 …
環境というのは馬鹿にできない。 周囲が学習を当然とする人間だったら、つられて学習する。 周囲が緩んでいる人間だったら、つられて堕落する。 そんなことは容易に考えられる。 古来、朱に交われば赤くなるというではないか。 僕は何も理由がないなら、上位…
人間には変えられることと変えられないことがある。 変えられないことを変えるように考えたり、変えたいと思うのは効果が出ない。 例えば身長を伸ばそうと思ったところで伸びない。 せいぜいがところ、十分な栄養と睡眠と運動で何か効果が出るかもしれない程…
場合の数と確率の攻略でもそうだが、2のn乗は暗記しておいて損はない。 掛け算九九と同じで、一度どういう数が出てくるのかをまずは確認する。 2をかけていくだけだから、小学生でも十分できる。 その上で、出てきた数を指折りつつ暗唱していく。 2 4 8 16 3…
場合の数と確率の問題に中学2年生が取り組んでいる。 定期テストの範囲でもあり、入試でも必ず問われるものだ。 場合の数と確率の問題の基本は、樹形図の数え上げだ。 それでほとんどの問題は正解できる。 だからまずは樹形図を素早く正確に描けるようになる…
ライバルがやる時にやるのは当たり前だ。 ライバルより能力が高かったり、過去の蓄積があったりするのでなければ。 ライバルがやる時にやっていなければ、どうやっても量で負ける可能性が高まる。 その上で、他の人がやらない時もやるのが上昇へのコツだ。 …
そろそろ定期テストも2週間前が近づいてくる。 1月に入ってからずっと定期テストを意識してきた人は楽勝だろう。 どの定期テストであれ、勝とうと思えばまずは試験範囲発表前が大事だ。 どのみち出題範囲の大半は予想がつくのだから、手を打つのが当然だ。 …
簡単でもあり難しくもあるんだが、心から笑う。 できる人はいとも簡単にできる。 そもそもで言えば子供の頃、赤ちゃんの頃はできていたはずだ。 それなのに、誰かの様子を伺うような上っ面な笑いしかできなくなる人がいる。 何かに本気で取り組まないで、上…
受験直前で無自覚に興奮しているのか、だいぶ早く目が覚めた。 二度寝しようかと考えたが、久しぶりに夜明けの露天風呂に入りに山梨へ行く。 指が取れそうな夜明け前の寒さの中で無事に到着。 露天風呂に浸かりながら朝日を待ちつつ、やはり受験のことを考え…
大学の看板で勝負できるのは人生の限られた瞬間だ。 新卒の就職活動とか、誰かとの世間話で共通点を探す時とか。 それでも、看板のでかい大学に進学するための学習で培える力はある。 指示を出す側からすれば、ここが大きいから就職活動で有利になる。 それ…
本命の志望校に合格した塾生が保護者さんと挨拶に来てくれた。 まずはおめでとう、だ。 でも常日頃から伝えている通り、合格はただの通過点だ。 進学した後にどれだけの学習を積んでいくかで、その先の人生が大きく変わる。 大事なことは、自分を磨いていく…
結果を出すとは十分な量の学習があって成しうる。 十分な量とは、自称であってはならない。 自分がいくら「学習している」と言い張っても、結果が出ていなければだめだ。 自分の望む得点や合格へ着実に近づいている証拠がなければ足りていない。 そして、親…
学力が伸びやすいのはブレない行動の人間だ。 変えないという意味ではない。 進化するのはブレではない。 求めているものに進む様子がまっすぐであるという意味だ。 自分のなりたいものや手に入れたいものに対して、余計なものが混ざらない。 純度が高い行動…
入試直前期に優先して行うことは入試レベルとのギャップ埋めだ。 過去問や対策問題を解く。 その失点を確認して、何を覚えるか・理解するかを決定する。 ある意味では「残り時間でどうにもできないもの」は捨てていい。 合格を優先としてのみ行動する。 目標…
学力が高い・学力が伸びる人間の能力の一つにメタ認知がある。 自分自身を客観的に判断する能力もその一つだ。 自分を客観視することで感情に左右されにくくなる。 感情に左右されにくいということは、行動が安定することにつながる。 感情の波によって行動…
学習しているけど得点できないという悩みはよくあるものだ。 一つには単に学習していると思っているつもりだが、してないという場合がある。 1日15時間で未来を変えられると思ってはいけない。 やらないよりは幾分マシではあるが、短期間では結果が出ないだ…
学力が伸びる生徒と伸びない生徒にはいくつかの差がある。 その決定的なものの一つが「即」という部分だ。 指示を出された時に即反応する癖がついているかどうか。 ダラダラとする癖、停滞する癖がついているとなかなか伸びない。 根源的に意欲が低いか、自…
毎日やるのか、毎日やらないのか。 例えば毎日1時間余分に学習すれば、365時間の差がつく。 中学3年間であれば、1095時間の差がつく。 閏年が入れば1096時間だが、とにかく1000時間以上の差がつく。 高校3年間も続ければ2000時間の差がつく。 毎日コツコツや…
定期試験は全て入学試験のための予行演習だ。 少なくとも合格点を取るということだけを考えればそうだ。 基礎基本を身につけるインプット。 身につけたものを使いこなすアウトプット=演習。 そこで分かった弱点を補強するための復習。 このシンプルな繰り返…
誰かにものを教わるのは悪いことではない。 僕だってものを教えることを生業としている。 だが、大事なのは教わる側の意識だ。 教わった内容について何をどこまで理解しようとしているか。 教わる前に、自分の不明点と理解点の違いを確認しているか。 教わっ…
何をどうしたらいいかは基本的な指示をだす。 やればどうなる、やらなければどうなるかは話す。 希望があればそれを叶えるための手段は示す。 学習において必ずやるべきことは示唆する。 その上で、それをやらないのは自分の人生を大事にしない人間の問題だ…
毎日子供と接していて、できる子とできるようになってない子の違いを見る。 やはり「ちゃんと読む」「手を動かす」が基礎基本だ。 ここをサボるようになっていると、どうにもこうにもならない。 いかに早い時期から、この「ちゃんと読む」「手を動かす」を鍛…
塾の先生ならみんなそうだが、毎日毎日生徒の学力について考える。 教室にいて生徒と話している時だけではない。 教材を見ている時も、書店にいる時も、映画を見ている時も、ご飯を食べている時も。 出張で遠く離れていても、生徒の学力について考える。 北…
今日は横浜まで教材会社の展示会とセミナーに行ってきた。 入試直前のこの時期ではあるが、来年度の教材選定の時期でもある。 ここのところご相談いただいた案件について参考になるものを確認しにきた。 大筋の教材は決め打ちしていたが、補助に使う教材を改…
ちょっと意識して生徒に話す方法を変えることがある。 例えば後置修飾的話し方がある。 最初に抽象化したことを伝えて、それを後から詳しく説明する。 英語の文を読む時にはそういう構造になっていることが多い。 それに普段から慣れてもらうために、わざと…
図形の問題はフリーハンドの作図をどのぐらいやってきたかがものを言う。 問題集についている小さい図にみみっちく解いてはいけない。 広いスペースに図を書き写し、そこに存分に条件を記入する。 そうすることで数値や関係を見やすくなり、何をするべきかが…
最近少し質問が上手くなってきた生徒がいる。 質問が下手な生徒は、質問をしろと伝えると帳尻合わせに質問をする。 終了間際の時間にササっと聞いて帳尻を合わせる。 大したことのない、文脈のない1問だけの質問をして帳尻を合わせる。 でも、質問の仕方が上…
大手塾だったら全部ダメなわけではない。 一部の大手塾は、「通うのをお勧めする生徒の条件」はある。 例えば「特待生としてその教室の一番上のクラスに所属できる可能性がある」生徒だ。 特待生であれば、塾に通う費用はだいぶ節約できる。 そして特待生ク…
最近、大手塾の教室が講師によってコントロールできていない話を聞いた。 以前からいくつもの大手塾でそういうクラスがあるのは知っていた。 だが、最後の砦と考えていた大手塾までそういうクラスが出ているのはまずい。 なぜまずいかと言えば、多くの保護者…
当たり前のことが当たり前にできるようになるのは、存外難しいことだ。 例えば図形の問題で補助線をどこに引くか?というポイントがある。 言語化しようと思えばいくらもできるのだが、そこが難しい。 実際に僕が図形の問題を解いている時にそこまで言語化し…