青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

噛み付くから賢くなる

生徒たちがたまにしてくれる、外出や旅行の話を聞くのが好きだ。 非日常の中で何を体験し、何を知り、何を感じたかを聞くのは楽しい。 それが生徒たちの日常の学習につながればもっと楽しい。 賢くなる子供はテキストとテキスト以外の両方から物事を学ぶ。 …

結果と経過のどちらに意識を置くか

常から生徒に伝えているが、合格は一瞬で学習は継続だ。 どんな学校であれ、合格した後に何をどう学習するかが大事だ。 合格して燃え尽きるのも、不合格で捨て鉢になるのも同様によろしくない。 合格した瞬間の喜びだけで3年間や4年間を過ごせはしない。 そ…

子供の習い事を始める時に親が考えるべきこと

習い事などで色々な体験を我が子に積ませたいという感情は分かる。 実際にさまざまな活動を通して人生に彩りが増える。 ただ、何事にも程度限度というものはある。 毎日違う習い事をして、どれも中途半端になるのはマイナスでもありうる。 何かに集中してい…

受験は答え合わせ

50人に1人というラインを超えられたら、神奈川県の最上位層に食い込む。 神奈川県の公立高校入試の上位5校。 県立横浜翠嵐高校、県立湘南高校。 県立柏陽高校。 県立川和高校、県立厚木高校。 ここへの挑戦権が、偏差値70を超えた世界だ。 そこに挑もうとい…

15人に1人の学習をしよう

15人に1人の学力であれば、県立相模原高校に合格できる。 そこで必要なのはその学力を支えるものだ。 一つは環境も含めた才能であり、一つは才能をどう磨いたかという学習だ。 才能は変えられない。 学習は変えられる。 才能が格別のものでないなら、少なく…

偏差値の感覚

偏差値は平均値と比べた時の差がどうかという指標だ。 平均値より大きければ正の数、小さければ負の数を使うが、それだと分かりづらい。 そこで学力試験などの偏差値は計算した値に50を足して計算する。 だから偏差値50ならちょうど平均的な学力。 県立麻溝…

進路変更だって人生だ

よく口にする話だが、僕は根本の部分では、学校の看板に興味がない。 どこの高校だろうが大学だろうが、生徒が自分の望む学校に進学してくれたらいい。 志望校を変えたいと生徒が言っても、なんの問題もない。 もとより通うのは生徒だし、それを支援するのは…

上品な計算とは

物事は適宜分けていく方が効率がいい。 魚を食べる時に頭から尻尾まで一口で食べることはない。 シラスのように小さいものであれば話は違うが、メザシでも一口では食べない。 食べられる分だけ口に入れて、入らない部分はそのまま置いておけばいい。 一口分…

良い面談とは

いい面談と悪い面談がある。 僕の中でのいい面談は、具体的な話を聞けたり伝えたりできたときだ。 話が具体的になれば、現実になりうる。 抽象的な話しか引き出せないなら、それは自分の中に改善の余地がある面談だ。 始まりは抽象的でもいいから、それを少…

雑談に聞こえて、雑談ではない雑味のある話

生徒との雑談はいろんな話を混ぜ込む。 可能な限り生徒の視界を広げる話をする。 そのためには生徒にギリギリ理解できる話を持ち込む。 学力や特性に応じて与える話を変えるのは個別演習の対話で当然だ。 今日は「科学的事実と直観的理解は食い違う」「浸透…

話すだけで学力を上げる塾

生徒と話す時には意図的に論理や言葉を使う。 まだ知らない可能性がある言葉をガンガン織り込む。 正しい論理と間違った論理をガンガン混ぜ込む。 生徒が知らない言葉を質問できたらよし。 知らないことをそのままにしないで確認する癖がついている。 そもそ…

質問して学力を上げるコツ

質問はピンポイントに限る。 問題を解いていて、あるいは文を読んでいて詰まるポイントが必ずある。 ここで分からなくなり始めた、と感じる1箇所がある。 それがどこかをハッキリさせて質問するのがいい。 自分が注意するべき点が分かっているから、改善され…

食えないのはまずい

今日もある生徒に同じ注意をする。 半年同じ注意をし続けている。 行動を変えるまで伝え続ける。 これまでの人生で、他人を蔑ろにする癖がついているからだ。 ここを修正しないと大人になってから酷いことになるのが分かっている。 自分のやりたいようにやる…

調整は基礎の後

テストゼミは徹底して弱点つぶしに入った。 形にはめてきっちり潰せる問題を潰す。 もちろん冬期の模擬試験などでミスをしている分野に限る。 ミスしたもので修正しやすいもの、再び出題される可能性の高いものから変えていく。 合格だけを考えるなら、まず…

実力は分かっている

高校2年生と学習についてのミニ面談をした。 共通テストの数IAを解いてみたと生徒が言う。 ふむ、と言って30秒ほど考えて「47点」と答える。 「その通りです」と笑う生徒。 長く通ってまめに話をしている生徒なので、大外れはしない。 2点ぐらいずれることは…

簡単な二択に正解できるか?

十年一日の如く同じところに留まる人間がいる。 ずっと同じように行動して、ずっと同じ注意をされるような人間だ。 まず間違いなく学力が伸びない。 自分が何を言われたか、何を変えるべきかを考えない。 ただひたすらに自分が楽なように行動し続ける。 世の…

2年生が動き始める

ようやく高校2年生が少しエンジンがかかり始めた。 ということで高校2年生と連日入試に向けてのミニ面談を行なっている。 共通テストが部活の引退みたいなものかね。 先輩たちが最後の実戦を迎え始めたのを見て、後輩が何か考えるという。 それもまたよしだ…

失敗の後に何をするかが大事

普通の人間であれば、誰でも失敗する。 欠点のない人間がいないのと同様に、失敗しない人間はいない。 失敗した後、躓いた後にその人間がどう振る舞うかで意味と未来が変わる。 それは周囲の人間も同じことだ。 失敗した子供の失敗そのものを責め咎めたとて…

国語の基本は読み書きから

国語でいえば語彙力を鍛えておく。 文を読んで文を書く練習をしておく。 文を読むのは漫画でもいい。 絵本でもいい。 文を書くのは短文でもいい。 毎日日記を書くのでもいい。 とにかく活字との距離を近づけておく。 読み書きができない時点で中学高校の教科…

受験しなくても学習はする

中学受験は人によって効果が分かれる。 受験する方がいい生徒も、そうでない生徒もいる。 どちらにせよ、小学生の間に学習を十分に積むことそのものは大事だ。 算数国語の基礎力なしに中学に突っ込むのは、高校受験にマイナスしかない。 分厚い問題集である…

チャンスは飛びつけ

チャンスは前のめりで飛びつくのが楽しい。 高校生と話していて、自分の志望学部に関係する実験が学校で行われると聞いた。 参加した方がいいのか?と生徒が考えているようだった。 基本路線として物事は生徒が自分で考えて自分で決めるがよろしい。 でも、…

学力が伸びない学習法にこだわるな

自分のやり方にこだわる気持ちが強い生徒は、大抵伸びない。 大抵と言ったのは例外があるからだ。 例外は、自分のやり方で結果が出ている生徒のみ。 結果が出ているならその学習姿勢は概ね問題がない。 そして往往にしてそういう生徒は、結果が出ない時には…

数学中級者にありがちな公式の使い方

感覚で物事を正解できる人間以外は、丁寧に言語化することから逃げてはいけない。 今日は午前中のZoom指導でそこについて話をした。 全国模試でまずまず数学が得意になりつつある生徒だが、まだ弱点はある。 苦手な分野でどうして手が止まるのかを分析するた…

因果を無視するから不幸に近づく

因果関係を無視して行動すると、そこそこの確率で不幸になる。 安全運転を無視していれば事故が起きるし、大抵の事故は不幸だ。 カロリーバランスを無視して食べていれば病気になるし、大抵の病気は不幸だ。 学習しないで受験すれば不合格になるし、大抵の不…

テストゼミ再開

今日からまたテストゼミを再開した。 あと1ヶ月、公立高校入試に向かってコツコツとやっていく。 英語と国語の読解について改めてみっちりと話をした。 素早く道を選ぶためには標識を確認していくのが王道だ。 読解もしかりで、読むべき言葉を把握してから読…

間違いまとめは別にノートを作っても良い

学力が伸びるというのは、できないことができるようになるということだ。 自分が間違えたことや間違えた手順を執念深く覚えておかねばならない。 同じ間違いを反復することは愚の極みだ。 間違えることが悪いのではなく、同じ間違いを続けることが悪いのだ。…

残り400日を切った中学2年生諸君へ

昨日、中2の生徒と話をした。 受験まで残り400日だった。 この日数を多いと思うか、少ないと思うか。 それは危機感のリトマス試験紙かもしれない。 多いと思っている人間は油断しているかもしれない。 そして僕たちは自分のうちなる油断にこそ負けていく。 …

立式が苦手なら線分図に帰ろう

何があろうが、何かを考えてほしい。 なんとなくという状態から一刻も早く脱却してほしい。 出てきている数字を適当に加減乗除して式にしてはいけない。 問題文を読んだら、少しずつ考えてほしい。 少しずつ考えたら、加減乗除のどれを使うかはきっとわかる…

1.2%の奇跡を願わない

生徒たちにはよく言う話だけど、1.2%だけの学習で大幅に伸びるのは無理だ。 自分にとってその程度の重要性しかないことなのに、結果が大きいなら天才だ。 でも天才同士の領域の戦いになれば、また学習量がものを言う。 小さい学習で出るのは小さい結果だ。 …

賢さが賢さを生む

生徒を賢くしたい。 生徒が賢くなると、もっと生徒が賢くなるからだ。 割合を学習した小学5年生と、学習時間について話をした。 1週間に2回、1回2時間塾で学習したとする。 その割合はどれぐらい? 生徒は覚えたての算数で、頑張って立式してくれた。 結果は…