青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

僕が生徒の前で解く理由

中3と計算の工夫についての話をした。 模範解答を読んでも、正解の式しか書いていない事が多い。 学力を上げるために大事なのは「どこに着眼してどう考えるか」だ。 なぜその答案に行き着くのかという思考の過程が、学力を支える。 生徒が自力でそれをできる…

パワープレイのち解法

生徒にはまずパワープレイを望む。 強引に数え上げたり計算したりして、正解までたどり着く。 初見の問題であっても対応できる生徒にはこれが欠かせない。 見たことがないと思う問題になれば急に手が止まるようではいけない。 「解き方」とやらを教わらなく…

1学期も1ヶ月終わった

新学年になって1ヶ月が終わった。 とりわけ進学した生徒にとっては環境が大きく変わった1ヶ月だったろう。 そしてその変化は想定より大きいと感じている生徒が多いだろう。 得てしてそういうものだ。 大概の人間の想定は万事において甘い。 だから今頃、多く…

主語 動詞 目的語の順番が大事だ

主語・動詞・目的語・副詞。 英語のよくある語順なのだが、実に上手く出来ている。 英語は大事なことや分かりやすいことから順番に書くイメージがある。 うちの塾では「英語の基本は主語動詞」と200回唱えろという指示が出る。 大事なのは「君が・学習する」…

算数や数学が自然に得意になるための学習手順

算数でも数学でも、学力が低い生徒・伸び悩む生徒ほど解き方を知りたがる。 「18にできるだけ小さい自然数をかけて、ある自然数の平方にしたい。 なにをかければいいか?」 こういうありふれた基礎問題がある。 ここで解き方を知りたがる。 まず小さい自然数…

賢くなりかけた瞬間を逃さない

学んでいくのは新しいことを知ることだけを指さない。 それまで知っていると思っていたことをより深く理解することも指す。 例えば中学1年生になって素因数分解を学習するとき。 平方という言葉を見て首を傾げる生徒はよくいる。 でも、その中学1年生は「㎥…

昨日と同じ一日か?

成長は毎日コツコツと重ねるものだ。 毎日わずかずつ変わっていけばそれでいい。 一日に大幅に成長することがないわけではない。 それでも滅多にあることではないのが現実だ。 それこそ誤差レベルの成長差があればよし。 その誤差が積み重なった結果として大…

高校3年生 数学 学年1位

高校3年生が数学の模擬試験で、学年1位を取ってきた。 取れないよりは取れたほうがいい。 しかし、油断も慢心も志望大学合格のためには意味がない。 どのような模擬試験であっても、それはただの途中経過だ。 志望大学合格のために改善すべき点や、まだ見ぬ…

今取り戻すのにちょうどいい

家族の生活としての連休を過ごすのはもちろんいいことだ。 是非やって頂きたい。 一方で、学習が不足しかつ学力の必要があるのであれば、学習するのみだ。 別に塾に来る必要があるとは言わない。 自宅で猛烈に学習してもらえればそれでよろしい。 これは学年…

早いもの勝ち

当たり前だが、早いもの勝ちの場面がある。 遅いほうが得をするよりは、場面が多い。 定数が決まっているものは運か早いもの勝ちが相場だ。 早く動くというのは、少しだけ大変だ。 人間はダラダラしたい気持ちがあるものだ。 だから、そこで一踏ん張りして勇…

GW開始

そういえばもう、GWが始まっている。 GW特訓は月曜日からだが、世間はお休みだ。 僕は学校がお休みのときのほうが沢山塾で学習できると考える。 だからGWはお休みにせず、講習期間としている。 塾長になってから随分経つが、GWに休んだのは一度だけ。 単純に…

一つずつやるのが最速

雑な人間は一度に二つのことをやろうとする。 慣れてきたら一度に二つのこともできる。 それは上手になってからでいい。 まず一つ一つの動作を丁寧に素早くやる。 思考の速度が手の動く速度よりずっと早くなるまで、一つずつやる。 少なくとも一度失敗したら…

自発できるようになるまで

反復してやっておいたことは強い。 思い出そうとしなくても、何年たっても自動的に思い出される。 自然とそうなることを自発という。 自発で解けるようになる問題こそが、基本として身についていることだ。 自由自在に使えるものも、その領域にあるものだけ…

やりたいようにやればいいというものではない

今日のメンテナンスのおかげで、少し体が楽になった。 肩が動くようになったのはありがたい。 生徒にメモを書くのもこのブログを書くのも、腕があってのものだ。 とりあえず夏まではもつだろう。 明日からの授業はまたいつも通り行う。 GW特訓の予定もちゃん…

大人になっても

人生の未来というのは、基本的に分からない。 子供の頃に考えていたことが大人になって実現しているかは分からない。 それは良きにつけ悪しきにつけだ。 子供の頃には思いもよらなかった事態に直面するかもしれない。 その時に子供の力となるものを、育てて…

明日はメンテナンスしてきます

明日は見学と打ち合わせと体のメンテナンスをしてくる。 ちょっと今後のことを考えて健康を取り戻しておく。 GW特訓に誰も来ないなら、そこでと思っていたがまぁそんなこともないのだ。 首と肩と背中が固まっている。 日頃机の前でノートとPCを見つめる仕事…

自力

知る・分かる/覚える・使う。 このステップで学力はつく。 知らなければ始まらないので、まず知ってもらう。 分かるための手助けはする。 分かってから覚えることもあるし、覚えてから分かることもある。 ここの順序は場合によるので、こだわらなくてもいい…

このぐらいいいだろう

当たり前の指示というものがある。 僕の授業で言えば、ノートに日付・ページ・問題番号を書くこと。 ◯✗は大問一つごとにつけること。 許可された生徒以外は、見開きが終わるごとにノートとテキストを見せること。 誰でもできるレベルだ。 これを怠る程度の意…

まずちゃんと読め

まず、書いてある通りに読む。 学力が低い生徒はここからやればいい。 一字一句を読み間違えず、丁寧に最初から最後まで読む。 助詞の読み逃しをせず、読み間違いはすぐに訂正して読み直す。 読むことさえできていないなら、理解は絶対にできていない。 読む…

志望するだけではダメだ

どこの高校や大学を志望するか。 そんなことには、本質としてはなんの意味もない。 それを口にしたとて、学力が上がらないからだ。 学力は脳を使うことによって上がる。 その負荷の大きさによって結果に差が出る。 志望を口にすることは大した負荷でもないし…

勝ち残るために必要なことはこれだ

合格していく生徒とはどういう生徒か。 一つには、やると決めたことをやり通す生徒だ。 もとの学力がどうこうというのは、実はあまり関係ない。 自分が決めたこと、口にしたことをずっとやり通す生徒は強い。 決めたことが高い目標である必要はない。 毎日6…

やっても伸びない最大原因はこれ

学習しているつもりでも学力が伸びない。 その原因の一つが、雑さにある。 加減乗除を雑に行うから。 問題文を雑に読むから。 目についたものを手っ取り早く扱って答えを出したがる。 そういう雑さが、学力の低さにつながる。 答えなんか速く出ても出なくて…

書かれていることを正確に捉える

今日は国語の質問が多い。 主に算数と数学を売る僕だが、学生時代に一番偏差値が高かったのは国語だ。 だから国語の質問も大歓迎する。 そもそも学習の基礎基本は国語にあるだろう。 言語を経ずに思考や意思を伝達することはできない。 自立した学習ができる…

できない瞬間の向こうにだけ楽しい瞬間がある

学習が苦しいものだと考えるようになるのは、いくつかの理由がある。 その一つは、できないことを楽しめないからだ。 できないことを悪いことだという印象で捉える人生を送ったのだろう。 できないことは所詮「今はまだ」できないことが大半だ。 やり続けて…

行動を変えて、挑戦は変えない

諦めるか諦めないか、これがどうしても大きい。 できないことは悪いことではない。 でも、諦めたらそこで終わってしまう。 できなかった何かをずっと大事にしていくことが、諦めないということだ。 なんどもできなかったことに挑戦しつづければ、ある時ちゃ…

執念は頻度だ

物事が実現するかどうかは、人生の中で大事に扱っているかどうかにもよる。 大事に扱っているものは、人生の色々なタイミングで考える。 例えば県立相模原高校に合格したいとする。 それを月に1回考える生徒。 週に1回考える生徒。 日に1回考える生徒。 日に…

これもまた何かのご縁

なんでもそうだが、縁というものはある。 今日は最後に深夜の散歩をして一日を終えるつもりだった。 その直前、研修でお世話になった先生に一軒のお店を紹介された。 深夜にだけ営業する喫茶店があるとのこと。 紹介された瞬間は「次の機会に行ってみようか…

試行錯誤の楽しさ

研修を終えて、振り返りを行なっている。 研修は講義と実践の2部構成だ。 毎回参加する度に思うのは第一に、学ぶのは楽しいということだ。 実践のパートがとても楽しい。 子供達が学習する内容を実際にやるのだが、大人の僕が楽しい。 学ぶことの根源的な楽…

学べ学べ学べ

今日は京都で研修だ。 こちらの研修にら受験やなんやで久しぶりの参加になる。 正直に言えば、未だ自分の中でこの研修をどう指導に落とし込めるかの目処は立ってない。 受験生になぞらえて言えば、「このままで合格できるか不安」という状態か。 そういう状態…

得意なこと やりたいことを知ってるか?

泥くさくやるのも継続という才能かもしれない。 これは、肉体的に埋めがたいものではない。 スポーツであれば肉体の差は遺伝で決まる部分が大きい。 僕の遺伝子でなにをしようが絶対に身長が2メートルにはならない。 学習にも遺伝子が作用する部分は必ずある…