2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
グッと深く長く潜った後に、浮上して息をすると気持ちがいい。 喉がカラカラに乾いたところに飲む水がとても美味しいのと同じだ。 乾いていればいるほど、水が一気に巡って染み渡るのを感じる。 そういう瞬間は、水の味が本当に分かるような気さえする。 た…
自分の力でできることを増やす。 そのためには他人の力を十分活用するのが早い。 最初から何でも自分でできるわけではない。 全部を自力でやろうというのは、手間がかかりすぎて意味がない。 少なくとも受験については試験日という締切がある。 そこに間に合…
今朝タイムラインを眺めていたら、久しぶりに行列の話を目にした。 僕が高校生の頃、数学には行列と呼ばれる分野があった。 逆行列だの固有値だの固有ベクトルだの回転だの、ひたすら懐かしい。 卒業以来顔を合わせていなかった同級生に会うようなものだ。 …
今日も生徒に、自分の学力が一番関係するのは自分の人生だという話をした。 志がある生徒だし、素質もある生徒だ。 それでもまだ、自分を律して追い込む段階からは程遠い。 それは受験が自分の人生の一部だということを芯では理解していないから。 これまで…
教室に入ってくる時に、挨拶をする。 その時の声で測れる情報があるからだ。 一番分かり易いのは、もちろん健康状態だ。 健康であることは、生きていく基本だ。 自分にできる限りの範囲でいいから、健康であることを目指そう。 健康だからこそ学習の継続が可…
結果が欲しい。正解したい。 その欲望はよく分かる。 だが、そこに拘泥するから結果が出ないし正解できない。 しかも肝心要の時に。 結果は原因と幸運によってのみ導かれる。 どちらを操作しやすいかと言えば、原因だ。 つまり、結果の前の経過をどれだけ良…
学力が高い/高くなる子供は、人任せにしない子供だ。 自分のことを自分で考える。 自分のことを自分で決める。 自分のことを自分でやろうとする。 それらを上手くやれるかどうかは別として、だ。 とにかく自分が動くことの大事さを、生きている中で分かって…
生徒にたまに話すが、僕は自分自身で凄く大きなことをしようとは思ってない。 ただ、眼の前の生徒と一問を大事にして楽しもうとしている。 生徒にも、まず目の前の一問を大事にして楽しんでほしいからだ。 どうしようもないこと以外は、必ず理屈で説明する。…
小学校の低学年のうちにどういう人生を送っていたか。 それで、中学生での学力にキッチリと差がついている。 小学校の低学年で学習において逃げるクセがついていれば、後は苦戦しかない。 三つ子の魂百までというのは実に真理だ。 だから、小学生のうちにそ…
今日の中3講義授業からは数学の解説を行う。 序盤の式の展開と因数分解はここまでの個別演習授業でクリアしている。 今年は平方根からの導入となった。 特に生徒のつまづきそうなポイントに絞って解説し、軽い演習も行った。 今日のペースでいけば、夏前まで…
教室の中でなら、いくらでも間違えればいい。 僕になら、いくらでも注意されればいい。 いくら間違えても注意されても、それだけでは学校の評定は下がらない。 入学試験本番の得点は下がらない。 つまり、実質的なマイナスがない。 間違えれば自分の弱点が分…
よくあることだが、生徒が独自の用語やルールを学習に持ち込むのを見かける。 学校の教科書に書いていないルールを勝手に作るわけだ。 これは非常に厄介で、ほぼ学力の伸びの阻害要因となる。 独自ルールが教科書の記述より優れていることは、ほぼない。 学…
大体の人間は、やり過ぎるということがない。 限界よりだいぶ手前で自分にブレーキをかける。 これは人間に備わっている現状維持機能が作用している。 今の塩梅を保とうとするのが人間の性質だ。 これはこれで安全に生きることができるとは言える。 しかし学…
GW特訓の募集を開始した。 早速申し込みを頂いている。 今年のGW特訓は7日間、1日最大12時間参加できる。 塾生は通い放題なら11,000円。 仮に7日間毎日学校に来る勢いで6時間参加したら72時間。 11,000円÷72時間=1時間あたり153円の計算だ。 それぞれ部活動…
偏差値65ぐらいに到達していないならば、学習の基本は模倣だ。 学力を順調に伸ばしたいのであれば、模倣から入るべきだ。 これまでの人類の歴史で作られた学問の入口が教科書にある。 そこで出てくる学習の作法が、学習の最大公約数だと言ってもいい。 多く…
人間が脳を十分に使うのは、ある程度の危機感がある時だ。 獣が一番活動するのも、空腹や寒さがある程度ある時なので同様だ。 満たされた状態では人間は油断する。 気温で言えば暖かすぎてはいけない。 少し涼しいぐらいでいい。 頭がちゃんと冷えるような室…
学習しても学力が伸びるか分からない。 もし学力が伸びずに不合格になったらどうしよう。 そんなことを考えて、学習しなくなる人間もいる。 冷たい言い方だが、極めて無駄な時間だ。 そんな不安を自分の中に組み立てたところで、誰一人幸福にならないからだ…
僕は万度、生徒に同じような話を繰り返し伝える。 ブログを読んでいる人だったら、それが分かるはずだ。 こいつ、いつも同じ話を書いてるな、と。 同じ話をするのは、同じところに生徒が留まっているからだ。 選んで行動して修正する。 この大事なことが身に…
学力が発展途上なら、能力も発展途上だ。 発展途上の最大の原因は不足に他ならない。 学習の方法だの教材だの以前に、そもそも学習が不足している。 その現実を直視せず、方法や教材の話をする。 方法や教材が決まらないから、学習できないと言い張る。 学習…
達成率や成果を上げたければ、いかに行動し続けるかが鍵だ。 面倒くさいと感じた瞬間に、行動の差がつき始める。 差が大きくなってから修正しようとすると苦しい。 だから最初の一瞬が勝負だ。 面倒くさいと感じたらすぐに、小さなことだけやる。 テキストを…
入試に対して情報を集めることは大事だ。 しかし、情報に振り回されて右往左往するのはちょっと違う。 およそ凡人が学習して成果を出したいなら、辛抱強さは欠かせない。 計算力や語彙力や読解力や理解力をつけるためには、訓練が必要だ。 その訓練を投げ出…
高校入試と大学入試はいろいろな面で違う。 神奈川県の公立高校入試は、一部の高校を除いて全教科同じ配点だ。 特定の教科が重点化されている高校は少ない。 しかし大学入試は、まず文系と理系で教科配点が違う。 大学によっても少しずつ違う。 国公立大学の…
学力が伸びる生徒は、丸つけを丁寧にやれる。 丸の大きさや位置が安定している。 不正解の答案を見逃さないで、バツにできる。 大問一つずつに丸付けして、こまめに修正する。 正解を書き込むのではなく、正解になるための修正点を書き込む。 当然、決して不…
一部の生徒は、一旦進行を止めている。 1学期の定期テストで見ておくべきところまで見たからだ。 先に進みすぎず2周目に入ってもらう。 平均的な学力の生徒なら、復習を何度も重ねて理解定着を図る方が良い。 高速で1学年分の基礎を身につけられるなら別では…
子供たちの言い訳はパターン豊富だ。 でも、その殆どは見たことがあるものだ。 使い古された言い訳の一つに「難しいからやりたくない」というものがある。 貴君はとびきりのアホだな、と毎度思う。 何がアホかと言えば、順序を間違えているところがアホだ。 …
大人とはどういうことか。 色々な言い方があるが、自分を制御し克服できる人間だろう。 問題が解けないとき、難しいことに挑む解き、辛いとき。 そういうときに投げ出してしまうのも人生だ。 しかし自分を制御し克服し、諦めずに挑戦することができるのが大…
数学が苦手なままの生徒は例外なく反復練習をしない。 いわゆる計算問題は考えてやるレベルではいけない。 考えているという意識より速く答えにたどり着くのが望ましい。 そのレベルまで行くのに、反復練習をしないでいい生徒はいない。 10問20問練習しても…
今から40年ほど前のアニメ映画を観た。 40年前となると古臭くて観ていられないと思う人もいるだろう。 確かに色の塗り方など、時代の変化によって今とはだいぶ違うところもある。 しかし、演技の付け方の細やかさなどは流石だと思わされた。 例えば窓を開け…
学校の課題をやるのもやらないのも、考えればいい。 提出するのは面倒くさい。 提出しないことで評価が下がる。 その二つをちゃんと考えて、自分のやるべき道を選ぶ。 提出しない他者を非難する意味はない。 提出する他者を馬鹿にする意味はない。 ただ、何…
1日に18時間学習しようとすれば大変だ。 500問解いて全てに正解しようとすれば大変だ。 しかし、実際がところで言えばそんなに大変なことは要求されない。 少なくとも僕が生徒に「絶対やれ」ということは大変なことではない。 絶対にできることしか、絶対に…