フラッシュ・フィクションとして知られる英文の中で最も有名なのがこれだろう。
For sale: baby shoes, never worn
和訳すれば「売ります:赤ん坊用の靴、未使用品」。
ああ、フラッシュ・フィクションとは超短編小説の意味だ。
この英文はたった6単語で成立する小説とされる。
これが小説だって?と思うかもしれない。
でも読む人が読めば、この6語から物語を読み取る。
「赤ちゃんのために靴を買った夫婦がいる。
しかし赤ちゃんと暮らすことは叶わなくなった。
次の赤ちゃんを待てる若さでもなく、生活も苦しいのかもしれない。
そんな夫婦がどういう気持ちでこの広告文句を新聞か何かに載せたのか。」
こんな描写がバーっと頭の中に駆け巡る。
だが、これを小説と受け取れるのは優れた感性の人間だけだ。
文字を読まず、その背景へ思考を巡らせることもなく、経験もない人間には出来ない。
優れた作品となりうるのは、優れた書き手と優れた読み手があってのものだ。
いい塾だって同じこと。
いい塾は、いい指導者といい生徒がいて初めて成り立つのだ。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。