子供に頭を使ってもらう仕事をしているつもりだ。
そのためには、毎日子供を観察している。
そうするなかで、青木学院にはいくつかのルールがある。
例えば「分かるか?」と聞かれていない時に「分からない」と答えないのもその一つだ。
子供に解説をしている時に僕は何度も「ここまでは分かる?」と言って目を見る。
そのときに子供が「分からない」と答えても全然問題ない。
「分かるか?分からないか?」を質問されたのに誠実に答えただけだから。
「ん、正直でよろしい」と言ってさらに説明するのが僕の行動だ。
でも、「何?」「誰が?」「なぜ?」「どこに?」「どんなふうに?」そう聞かれて「分からない」はダメだ。
不正解とされるものを口にしたくないという安いプライドに流れてはいけない。
どれだけ間違おうが、テスト本番以外はただの練習だ。
どんどん考えて、どんどん間違えて、精度が上がればそれで勝ちだ。
分からないと答えたところで、頭を使っていないのだから賢くなどならない。
だから、「分かるか?」と聞かれた時以外は「分からない」は禁止だ。
これは家庭でも徹底してほしい。
子供の思考に手抜きを許してはいけない。
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