汎用性の高さについて生徒に話すことは多い。
汎用性が高い考え方になれば、別々に覚えなくてはいけないことが減る。
ありていに言えば学習が楽になる。
特定のものにしか役に立たないものだってもちろん価値はある。
その分野で食っていく覚悟があるなら、そこをこそ磨くべき時も大いにある。
僕にとっては学習はそうではない。
汎用性の高い能力を育成する過程の一つだと考えている。
数学でも汎用性の高い視点を持てば、問題ごとに覚えるべきことは減らせる。
新しい学習内容を前にしても、「結局前に学習したアレと仲間だな」と力を抜いて相手にできる。
一つの能力を身につけるたびに二つ三つの能力を身につけているようなものだ。
学校の授業だけで学力が以上に高い生徒がいるが、そういう生徒の一部はここが段違いにいい。
授業からの吸収効率の高さの背景にはこういう能力もありうる。
もちろん、単に覚えることが以上に得意な結果として学校だけですむ生徒もいる。
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