学ぶこととは新しいことを取り入れることだ。
一つ何かを手に入れてそれでいいと満足する状態ではない。
数学で言えば、学ぶ人は別海を欲しがる人、考える人だ。
正解と同じ数字が出て丸がつけばよし、では話にならない。
青木学院でもトップクラスに数学の出来がいい生徒のノートを見ながら、ふとつぶやいた。
「この問題、これが模範解答だと思うんだけど、何か別の解き方できないかな」
別に考えてもらおと思ったわけではなく、自分の感情のままに呟いただけだった。
しかし件の生徒は、すぐに別解についてのアイディアを出した。
その上で、「でも計算が面倒だからこれではやりたくないです」と笑った。
この姿勢だ。
誰かに命じられてから脳を動かすのではなく、周りの物事に反応して考える癖がある。
そしてアイディアを出して、そのアイディアの妥当性についても考える。
こういう姿勢になるにはどうしたらいいのか。
方法は簡単だ。
常日頃から考える問いかけを周りがすること。
そして難しいのは、それに生徒が応えるようになるまで時間をかけること。
この簡単で難しいことで、生徒の思考を変えていくための話を毎日している。
ただ解くだけが個別演習では、ない。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。