計算の手順についても、大事なのは目的にかなっているかどうかだ。
そのためにはまず目的をハッキリさせなくてはいけない。
符号ミスを無くしたいというなら、そのための手順を考えるべきだ。
今日は中学2年生に、式の変形について説明をしていた。
僕の答案の作り方を見せて、自分の答案と見比べてもらう。
その上で、僕が何を考えてその手順で解いているかを目的や問題点と併せて解説した。
これをやるためには、いくつも手前のステップがある。
まず自分で考えて問題を解いてもらうこと。
自分の答案について問題点を見つけてもらうこと。
僕の話を漏らさず聞こうとする姿勢であることだってそうだ。
今日は説明の途中にいきなり、「鰯の頭も信心から」と言い出した。
そしてすぐに「はい、今言った通り復唱して」と命じた。
ここで油断していれば、復唱できない。
復唱できない時点で、「聞く話と聞かない話」を勝手に選り分けている。
その判断が正しいのであれば構わないが、大体の生徒はただ油断している。
ここで油断して聞き逃す生徒が、要の説明を聞き逃さないとは言い切れないから。
件の生徒は、きちんと復唱できた。
そうやって油断しなければ、ちゃんと結果は出るからね。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。