国語の読解で重要なことの一つは「予期して読む」動作だ。
例えば「たしかに」という表現を見たらその後に「だがしかし」が来る。
「たしかに」の後には一般論がくる。
筆者は一般論を言いたくてわざわざ文章を書いているわけではない。
「青信号で渡りましょう」などという論説文はないから。
それなのに一般論を書いたのは、その後に来る筆者の意見を言うための土台だ。
そしてその意見は一般論に反するものだ。
だから、「だがしかし」が必要になる。
読み手は「たしかに」を見たら「だがしかし」が来るぞ!と思って読まねばならない。
そうやって予期して読むことで、筆者のリズムと読者のリズムがシンクロする。
そうなると、読解もリズム良くなるのだ。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。