何かを面白いと感じる理由は色々ある。
そのうちの一つは、それを面白がっている人を知ることだ。
何度か話したり書いていることだが、僕が子供の頃に野生の王国という番組があった。
野生動物や昆虫たちの生態をドキュメンタリーで紹介してくれるものだ。
VTRをスタジオで見る芸能人などもいない。
動物たちの映像に男性のナレーションがつくだけの硬派な番組だ。
僕は他の番組を見たいと思っていたはずだが、チャンネル権は父にあったので毎週見ることになっていた。
仕事の帳簿をつけながら父は番組を見て、時折僕と動物についての話をした。
父は別に、教育として子供に見せようとは考えていなかったろう。
単に自分が楽しいから見ていただけだ。
でも、そこで楽しんでいる父親の様子があるから僕も楽しむ下地になった。
そして僕がする発話や質問を父親が受け止めてくれたから、学びになった。
そういう部分がある家庭とない家庭で、学力は決定的に違ってくる。
だから、僕は生徒の前で数学を楽しそうに解くのだ。
や、楽しいんだけどね。
神奈川県相模原市中央区矢部 数学特訓 青木学院です。