青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2023-01-01から1年間の記事一覧

楽な道に逃げるのはエネルギーの喪失だ

楽をしようと思うのは、自ら動かなくなることだ。 自ら動かないとは、他者の力のみによって生きることだ。 水は自分の意思で動くことはない。 水の動きは、水に与えられた位置エネルギーによる。 流れ流されているのは、位置エネルギーを失いながら下に向か…

自動ドアが少し変わった

教室には自動ドアがある。 冬の講習時期になると寒さで閉まりが悪くなることがあった。 気温が低い早朝だけは、閉まった後もモーターが作動し続ける。 ものの1時間ほどだし、暖房が作動すれば回復はしていた。 とはいえ面倒なので、自動ドアのモーターとスイ…

ヘトヘトになれ

今日で12月どの通常授業もおしまいだ。 明日からは冬期特訓を開始する。 今年は日程の余裕から例年よりも冬期特訓に充てる日数が多い。 つまり生徒がたくさん学習して、学力をつけるチャンスだ。 たくさん学習しなくても、望む結果が出る生徒はそれでいいわ…

才能も環境も親が用意するもの

才能と環境という話もまた、ありふれた並びだ。 どちらも親が与える影響としてとても大きいものだ。 遺伝子的に才能が与えられたとしても、それを活かす環境がなければ結果にならない。 野球の才能があっても砂漠に生まれたらメジャーリーガーにはならない可…

才能が同程度の人間としか戦わない

才能と努力のどちらが重要か?というありふれた問いがある。 ありふれた答えとして、どちらかに絞る理由がないという正答がある。 真のトップレベルで争うのなら、どの分野でも才能がない人間は戦えない。 プロスポーツでも頭脳競技でも芸能でも娯楽でもそう…

異物に触れずして変化はない

大きな目標があるのは、成功しやすさにプラスだ。 大きな目標から逆算すれば、小さな目標が決まる。 行動に迷いや遅さがなくなるので、成功率が上がる。 大きな目標は見失いにくいので、安定した行動を取れる。 自分はなんのために?というのを無駄に悩まな…

出遅れは危うさ

常識は変わっていく。 大昔ならそもそも学校へ行かない時代があった。 義務教育が始まった。 高校に進学する生徒が大半になった。 中高一貫校の存在が強くなった。 大学受験が半数になった。 一般入試以外の形式が増えた。 高校入試の形式が変わった。 理科…

ぬるい巣を子供に与えるな

人間も動物だ。 動物は安定した巣を好む。 渡り鳥でさえ毎年同じ場所に巣を作る。 変化を好まない。 子供にぬるい環境を用意したら、子供はそれが自分に適しているとみなす。 そしてそこから動きたがらなくなる。 動くのは変化だからだ。 そうして気がついた…

正しくジタバタしよう

できることもできないこともある。 できないことを嘆いても特にいいことはない。 辛い状態を嘆いたところで幸せが増えない。 嘆いてばかりの投げやりな人を助けようとする人はそう多くはない。 できることを使って、できないけどできそうなことを一つずつ潰…

セルフコントロールが合否を決める

自分で決めたハードルは自分で乗り越えるのが大人だ。 子供は自分で始めた遊びで痛い目を見て、大人に助けを求める。 自分が食べ切れると考えたご飯を食べきれないようなものだ。 そのぐらいなら微笑ましい。 しかし、自分で選んだ学習や部活動や習い事で泣…

世の中から面白いものをすくい上げる

真面目に生きていると、やるべきこととやりたいことで溢れてくる。 今日も生徒の定期テスト答案チェック相談をしていて、情報が気になった。 今は遠ざかってしまったけれど、元々は工学部情報知能工学科にいたこともある。 プログラミング言語を見ていればそ…

一度や二度の注意で基本ができると思ってはいない

今日も今日とて、基本に忠実な動作を生徒に仕込んだ。 生徒がつまづくのは二通り。 基本動作ができていないことと、新しい技術が身についていないこと。 でもほとんどの生徒は前者が原因だ。 注意されてしばらくはできていても、油断するとまた動作が離れる…

塾のノートは消しゴム不要

あくまで得点を取りたい、合格したいというならの話。 自分のやっている行動が合理かどうかをまず考える。 例えばうちの塾の初心者が注意される「やたらに消しゴムを使ったノート」。 消しゴムをかけたら、賢くなるのか? 自分の間違いが認識しづらくなるの…

付け焼き刃・泥縄で学力はつかない

学力を伸ばすなら子供の自由にしていい領域と、自由にしてはいけない領域がある。 これは家庭によってそれぞれ異なる。 例えばどうしても我が子が特定の職業についてもらわないと家庭が困るとする。 それならば、その職業ににつくのが当然であると子供の頃か…

楽しむために力を尽くせ

成功するためには楽しむことが大事だ。 自分が何かをやるときに、もう一段楽しむにはどうしたらいいかを常に工夫する。 今日大学生スタッフと話していたときに、留学先での楽しみについて話してくれた。 希望の土地に行けたら、現地の色々なイベントに参加し…

偏差値70を超える

一流のものになるには一流の備えが必要だ。 偏差値70を越えるには、上位1%の世界を見なくてはいけない。 才能が上位1%でないなら、学習量で上位1%を超えるのは当然だ。 今は手が届かない上位1%に届くために、余計なことをする暇があるのか? テレビを見…

手と目を先行させるために体験し行動させる

抽象と具体はどちらが先か。 これはある程度は年齢にもよる。 年齢によって積み重ねた学力にもよる。 原則としては、具体を先にした方がいい。 よほど理解力の高い人でなければ、抽象の方がわかりにくいからだ。 一を聞いて十を知るレベルなら、抽象を先行さ…

羨むな 妬むな

何がつまらないといって、他人と比べてどうこう言うのはつまらない。 他人の得点を羨んでも、他人の才能を妬んでも何も起きない。 幸せになるための行動、幸せを感じる行動を選んだ方がいい。 羨んで妬んでも、誰も自分を羨みも妬みもしない。 ずっとウジウ…

学力を伸ばす条件を作る

学力が上がる人間とは。 周囲環境について愚痴を言わない人間だ。 学力が上がるための条件を自分で作っていく人間だ。 やれ学校がどうだ、部活動がどうだ、習い事がどうだ、まして親がどうだ。 そういうことを言って学力が上がらない理由としたところで、一…

合格した後に差がつく

どの受験方法でどの学校に進学しようが関係ない。 大事なのは学び続けることで、ダメなのは学びをやめることだ。 例えば推薦入試で進学先が決まって、遊び呆けるのがダメだ。 今まだ一般入試に向けて毎日コツコツ学習している生徒がいる。 今から遊び呆けた…

図を描け 具体例を書け

正解の数字がいくらかは興味がない。 そんなものは問題によって変化するのだから、そこを考えても汎用性はない。 良い答案を書けば正解の数字には至る。 でも、その答案そのものより意識するべきことは答案を書き始める前だ。 つまり、問題をどうやって読ん…

中1なら残り800日弱

先ほどの中2の話を中1にスライドしてみよう。 426+365=791日が残っている。 800日弱というとずいぶん長く思える。 入学時には1000日あったのが減った感じはするが、それでも大分ある。 だからこそ、大志を抱くならまだ間に合うとも言える。 中1の英語数学は…

残り426日でどこまで成長するか?

入学試験までのカウントダウンをするのは、受験学年だけでなくてもいい。 大きな目標を持っているなら、受験学年の中3や高3以外でも、数えてみるといい。 例えば今日12/15から、今の中2が県立高校受験まであと何日あるか。 来年の12/15まで365日。 年末まで…

考えながら学習する

ハインツ・グデーリアンの取った戦術の一つに「訓令戦術」がある。 細かいところまで作戦を決めて指示し、上官の意図を部下が忠実に遂行する。 そういう戦い方がある意味では軍人の模範となる時期もある。 上官の指示を遂行しようと部下が動くのは、組織の基…

主語は自分である

ハインツ・グデーリアンは言った。 「絶望的な状況はない。絶望する人間がいるだけだ。」 学校の先生が口にした学校が、自分の志望校ではないかもしれない。 思うように点数が取れないことに苛立ってしまうかもしれない。 それでも状況をどう判断するかは、…

学力を伸ばしたいならまず行動だ

ハインツ・グデーリアンは言った。 「硬い皮膚より速い脚」と。 遅いというのは戦いにおいて往々にして致命傷となる。 決断も行動も遅い人間は、負ける。 慎重に慎重を期して正確な判断で石橋を叩いて渡るように正解したい。 そういう願望が存在するのは仕方…

自分の受験は自分の祭り 準備するのも自分

普段数百キロ離れた街からオンラインで指導している高校生がいる。 今は学校の試験休みを利用して教室に来て学習している。 学習の量をキッチリ確保するために行動してくれる。 久しぶりに見たテキストには、使い込んだ跡が見える。 付箋もガンガン貼り付け…

平安時代の暗記

丸暗記が一番向いているのは小学生だ。 それも低学年の方が向いている。 掛け算九九は意味なく丸暗記するし、ある意味ではひらがなもそうだ。 そう考えると、それらが小学2年生や1年生に充当されているのは合点がいく。 それより上の学年になっても丸暗記自…

願望と現実の間に何があるのか

生徒と進路についての相談をした。 現状から考えれば、厳しい進路だ。 それでも生徒の希望とあればやるべきことを設計するのみだ。 最善策、次善策を即検討した。 その上でさらに考えるべきことはないか、情報収集をする。 検討した内容の精度が少し上がった…

天才でない人間が成功するために

天才を除けば、真面目さはとても大事だ。 天才は不真面目でもいい。 遅刻や早退や欠席や忘れ物があってもいい。 それでも世の中の人がそれを許容するだけの結果を出すのが天才だ。 欠点にも関わらず必要とされてしまうのが天才だ。 天才でないなら、自分の誠…