面倒くさいこととどう付き合うか。 面倒くさいことと出会った時に、ただ逃げるのはダメだ。 問題が解決しないし、自分の知識も技術も磨けない。 でも、問題を解決するために行動すれば面倒くささはなくなる。 何がどうまずいのかをちゃんと向き合って観察し…
テスト本番で緊張して頭が真っ白になった。 そんな経験がある人もいるだろう。 なぜ緊張するのかといえば、それは「慣れていないから」ということもあろう。 眼の前の問題が初めてのものだと錯覚する。 例えば入学試験本番であっても、掛け算九九がそのまま…
理由をつけて継続する人間と、理由もなく中断する人間。 その違いは端的に意思の問題ではある。 能力が欠けているのではなく、意志が足りない。 毎日コツコツ積み上げていこうという単純な意志が足りない。 僕でさえほぼ毎日問題を解いている。 仕事じゃない…
生きていて失敗が多い。 「ああ、こんな失敗をするとは何て日だ。」 失敗の後にこんな後悔をしても特に何もない。 反省をすればちょっとマシになる。 「ここが上手くなかったから、次はこうしよう。」 これだけで終わるのは、反省としては不足だ。 何が足りない…
水辺が好きで、折に触れて眺めて楽しむ。 川べりで佇みながら、仮想の問題を設定して解いていた。 自分では今どこにいるかが分かっている。 でもこの風景の写真だけを見て、川の上流か下流かの区別はつくだろうか?という問題だ。 川の幅。 水流。 河原の石…
こんなにやるのは大変だ。 何事、どの分野であれそう思ってやらない人間がほとんどだ。 もの凄いことをしている他者と比べてすくむ。 それは他者と自分を比べているからじゃないかなぁと思う。 最初は自分にとって出来そうだと思える範囲でコツコツやる。 時…
僕は昔から、職住近接が好きだ。 移動の時間や手間がメンタルの切り替えになるという人の気持ちも知ってはいる。 でも、移動の時間や手間を別のことに使いたい気持ちの方が強い。 移動するということはその分、何かのトラブルに遭う可能性が増える。 通勤の…
しつこくやるかどうかは、凡人の領域においては大差を生む。 例えば平行四辺形の性質を学習するとき。 平行四辺形には定義も含めて5つの性質があると教わる。 1.2組の対辺がそれぞれ並行である。 2.2組の対辺がそれぞれ等しい。 3.2組の対角がそれぞれ等しい…
学習する時には観察が必要だ。 物事の何が同じで何が違うのかという判別は、学習の基本だ。 とりわけ似ているものを同じか違うかで分けていくことは重要だ。 それが抽象化というものだ。 完全に同じもの以外をどう分けていくか。 あるいは一見違うように見え…
自分が何を考えているかを他人に明かさない人がいる。 プライバシーを保って生きていたいのだろう。 その気持ちはある程度分かる。 でも、秘密主義にはデメリットもある。 自分が何を考えているか、どうしたいか。 そういうことを公開しておけば、たまに他者…
学習中に無闇に時計を見るのはよくない。 ただ時間が過ぎれば学習を終えてよいと考えている生徒がやりがちだ。 学習は時間でやるのではなく、手に入れた結果でやる。 自分が手に入れたい結果が手に入れば、コンパクトな学習で問題ない。 似たようなことは学…
賢くなりたければ脳を使う。 例えば、何度も色々なものを比べること。 同じか、違うか。 どうして同じか、どうして違うか。 そういうことを考えて、言葉で表してみる。 なんとなくではいけない。 テストでなんとなくという理由の答案は書いても点数にならな…
成功率を上げるためには偶然の成功も有効に使いたい。 生きて少し挑戦しておけば、偶然成功することがある。 その時に、その成功をじっくりと観察する。 どうして偶然成功できたのかという原因を探しに行く。 小さな成功であっても、原因が分かればもう一度…
人間は自分で自分を幸福にし、自分で自分を不幸にする側面がある。 幸福になるか不幸になるかはいくつかの要素で決まる。 そのうちの一つは自分を幸福だと考えるか、不幸だと考えるかだ。 そもそも、幸福も不幸も感情的判断が大きい。 自分の状況を幸福だと…
学力が上がるか上がらないかの一つの境目は「なんとかしよう」だ。 学力上がる生徒はトラブルにあった時に「なんとかしよう」で動く。 トラブルが起きた状況で何を優先し、何を優先しないか。 そこを見極めて打てる手段で最低限の結果を取る。 いつでも100点…
成功をおさめるには抜きん出る必要がある。 並大抵のことをやっていて成功しようというのは難しい。 他人と同じようなことをやっていれば原因が同じだ。 似たような結果に止まる可能性が高い。 自分が圧倒的な能力を備えているか、他者がよほど間抜けである…
物事の選択で成功したければ、優先事項をブレさせないこと。 自分が何を求めているかがハッキリしていれば、何を選ぶかが決まる。 何を選ぶかが決まっているから、行動がスムーズになる。 僕がビジネスホテルを選ぶときの基準は「気持ちよく仕事ができる」だ…
思考実験が好きだ。 と言うより、普段からずっとそればかりしている。 「ジョン万次郎を大河ドラマに」という看板を見た。 地方に行くとご当地出身有名人を主人公とした大河ドラマにしたい人がよくいる。 これまで大河ドラマになってきた歴史上の人物と比べ…
自分がどのような状態かを自分で把握できるようになれば、行動ミスは減る。 客観的と言えなくもないが、実際には冷静な主観程度が限界だろう。 本当に誰の立場にも立たない観点は、人間には取れない。 他者の立場から見るのも他者の主観だ。 生徒にとっての…
今日は研修・講演・質問対応などZoom漬けだった。 この5年で時代が確実に変わった。 変化など思いもよらないことがきっかけで突然起きる。 いや、本当は予兆が世界のあちこちには有った。 ただ、その情報をちゃんと持っていた人間と、そうでない人間がいた。…
鉄は熱いうちに打てという言葉がある。 極めて正しい。 その上で、じゃあ鉄を熱すればいいじゃないかというお話だ。 鉄が放っておいて熱くなることなどなかろう。 鍛治が鉄以上に熱い火を使って、鉄を熱しているから鉄は熱くなる。 子供が鉄なら、大人は鍛治…
見ようとする人間と、何も考えない人間では同じ時間で差がつく。 海外からのお遍路さんは、日本人と比べて熱心に色々と見て回るそうだ。 説明を熱心に読んだり、仏像をよく観察したり。 滅多にない機会をせっかく来たのだから、フル活用しようということだろ…
人生は常に不平等だ。 誰一人、何一つをとっても完全に平等なことはほぼない。 夫婦親子兄弟姉妹と言えども、これはない。 そこでどれほど不平等を嘆いても、特に何も起きない。 愚痴を言うことで時間が減るだけだろう。 でも、公平であることはある。 一つ…
答案を書くときに思い込むのは危険だ。 難しい問題、解けない問題だと思い込む。 あるいは逆に、よく分からないけど自分が考えた手順で正解が出ると思い込む。 思い込んで決めつける方が楽だが、その楽は未来がない。 思考を停止しているのが思い込みだ。 考…
正々堂々とやって勝つのは褒められる。 卑怯に勝っても褒められないことがある。 正々堂々やって負けても誰かは認めてくれる。 卑怯に負けると何も残らない。 そう考えれば、正々堂々でやっていくのが1番割がいい。 目先の勝利を優先して卑怯にことを進めて…
僕は中学受験も高校受験も大学受験も大学院受験も経験した。 大学院受験については文系も理系も体験した。 だから受験については通り一遍のことは感覚がある。 でも大事なことは「体験してないことも理解できる」ように学ぶことだと思ってる。 体験しないと分…
それでも、もし大逆転をしたいと考えるなら。 成功率を少しでも高めるだけだろう。 大逆転をしたいなら、それ1つにこれまでに無いほど打ち込む。 大逆転をしないといけないのに、生活の中で他のものにコストをかけるのは筋がない。 大逆転したいほど大事なも…
目標達成が危ぶまれたり、目標と大差がついていたり。 生きていればそんなことはいくらでもある。 そこで一発逆転を狙う人間がいる。 しかしそれは決して成功率が高くはない。 成功率が高いなら、それがスタンダードになっているはずだ。 成功率が高くない作…
「これはやらなくてもいいですか?」 この台詞を口にした途端、子供の未来が一歩閉ざされる。 一つでも多く手抜きをしたい、楽をしたい気持ちから出る言葉だからだ。 教科書も参考書もワークも、吟味されて磨かれたものだけが掲載されている。 ページの都合…
余裕を持っておけば、トラブルに対応できる。 不測の事態が生じても、結果をちゃんと得られる。 早くからテストに向けて学習しておけば、病気になった日があってもリカバリーできる。 思わぬ苦手な分野に出会っても、ちゃんと準備ができる。 急用が入っても…