青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

英語が苦手な生徒がまず疑うべきこととは

英語が苦手な生徒がいるときにまず疑ったほうがいいことがある。 それはそもそも母国語の日本語が苦手なのじゃないか?ということだ。 色々な意見があると思うが、英語を学習するときには文法を押さえたほうがいい。 文法用語・概念を使わないで学習するのは…

連立方程式 加減法の符号ミスを減らすためには

方程式を解くときの些細な工夫で、符号ミスを少し減らせる。 その代表例は、求める文字の符号をプラスにし続けるということだ。 連立方程式を加減法で解くことは多い。 その際に、消去せず残す文字の係数がプラスになるようにしておく。 そうすれば次の行の…

工夫や確認を継続する

学力を上げるためには継続する必要があることがほとんどだ。 連立方程式だろうが英文読解だろうが同じだ。 計算の工夫をすること、主語述語の確認をすることのような地道な習慣がものを言う。 学習の初期段階でも、少し頭を使えばできることだ。 しかし、工…

雑談への聞き入り方は学力の伸びに関わる

些細なことでも覚えておくことだ。 聞き流しは癖だ。 一旦何事であっても受け止めて考える癖に変えれば、学力が伸びる。 例えば学校でも塾でも、先生がふとした雑談をすることがある。 学力がぐいぐい伸びる生徒は、雑談も講義指導と同じかそれ以上に聞いて…

自縄自縛

子供たちは常に謎の思い込みをするものだと、僕は思っている。 例えばbe動詞の和訳だ。 なぜか毎年「be動詞=〜は」だと思い込む生徒が出る。 「どこにそれは書いてあった?誰に教わった?」と尋ねる。 そこで子供たちは「あっ」という顔をする。 誰にも教わ…

次勝てばよし

定期テストで痛い目を見た生徒。 ノートの書き方が一段レベルアップしていた。 これまで自分の思うようにやっていたのはまずいんだと身に沁みたのだろう。 ならばその変化に合わせてレベルを上げるのが仕事だ。 こういうふうにノートに書いてるからこう考え…

成長あれども油断せず

小学生の頃から通っている生徒を見ていると、やはり成長を感じる。 入りたての頃は2時間やるのでさえお父さんにだいぶ説得されて不承不精だった。 でも今日は7時間するっとやって帰っていく。 僕の意地悪な確認質問にも食らいついて答えてくる。 まだまだ発…

テストの答案から社会までの道を作る

子供の思考の傾向は色々なところに現れる。 それは答案を確認することでわかるものだ。 点数がどうこうという話ではない。 何を正解して何をどのように間違っているか。 そこを確認すればなぜ今困っているかが分かってくる。 あとはそれを改善するための具体…

子供の学力を伸ばすために意識するのは精神年齢

中学受験で最も顕著だが、精神年齢差が学力に大きな影響を与える。 もちろん高校受験でも大学受験でもそうだ。 周囲の人間より成熟した精神を持っている方が、より高い学力に届きやすい。 成熟した精神の一つの表れは、克己心だ。 自分の弱さに負けてしまう…

がんばれ県相

県相生は賢いと相模原市民からは思われている。 相対的には確かにそうだ。 でも、そんな県相生でもたかだか高校1年の数学で苦戦する生徒がある程度いる。 もっと県相生の力になれるように変化した方がいいのかもしれない。 最近とみにそう思う。 僕が何もし…

意識 無意識

指示されたことができるようになるというのはルールが根付いている状態にするということだ。 ルールを知らないレベルからルールを知っているレベルへ。 ルールを思い出して意識するレベルから無意識に行動してしまうレベルへ。 この2つの段階がある。 どのテ…

点数が伸びない原因はこれ

僕の指導は基本として、天才に向けてのものではない。 「持ってる奴に持ってない奴が勝つ」ための指導だ。 だからこそ行動のルールを基本から伝える。 しかし、絶対に近いほど子供たちは手を抜く。 ものすごく簡単なルールさえ、ちょっと気を抜くとやらなく…

夏期特訓を半日サボってでも見るべき映画はこれ

去年見た映画の中で最も僕が強く感情を揺さぶられてもののうちの一本が「RRR」だ。 日本で公開されたインド映画の中でも特に評価が高いものだ。 これまでは字幕版しかなかったが、日本語吹き替え版が7月28日から上映開始となる。 eiga.com イギリス植民地支…

短所を責めても点数は上がらない

子供の答案を見る時には、長所と短所をセットで確認する。 答案に現れている長所を使っていかに伸ばすか。 長所を応用できて伸ばせる短所があるなら、そこを必ず指摘する。 できていないこと、短所ばかり話せば誰でも気が滅入る。 少なくとも短所を子供が自…

大声を出さなくとも伝わるのだから

子供に言うべきことは、子供が分かっていないことがベースになる。 子供が分かっていることは、言っても効果が薄い。 効果的に言葉を発しようと思ったら、まず子供が何を考えているかをしることからだ。 だから、まずは子供に質問をして確認していく。 そし…

今日も歯磨き 今日も音読

今日は2ヶ月ぶりに歯科通院だった。 定期的にメンテナンスをしてもらうことはなんであれ大事だ。 定期的に確認するから、大きな治療になる前に対処できる。 虫歯が大きくなってからだと本当に大変になる。 今回も早めに手を打てるおかげで30分で治療が済むこ…

都合の悪いことは本人から

今日はZoomで生徒面談を入れた。 高校生と現状についての分析と今後の予定についてじっくりと話した。 生徒と話す時には、生徒に都合の悪いことは生徒に言わせている。 学力を伸ばすためには自分がどういう人間かを直視する必要があるからだ。 悪いことを他…

どうなりたいかは子供も分かる

毎日子供達と話をする。 それはとても楽しいことだ。 目の前の一問について、その向こうの基礎基本について。 学校生活について、文化について。 人間について、社会について。 もちろん子供たちの将来についても話す。 でも、子供達にどうなれという話はほ…

数学の模範答案の使い方とは

漢字の時にも書いたが、答えを写すのは学習ではない。 試験本番では見ながら写すことができないから。 数学の場合でも同じことだ。 自分が途中まで解いた答案と模範答案を見比べる。 違いが出た行を見つけたら、そこで模範答案は伏せる。 そして修正点をメモ…

ノートに式を必ず写す

ワークやテキストに書いてある式は、必ずノートに書き写してから解く。 書き写す際に転記ミスが出る可能性はある。 それは読み間違いが起こる可能性と似ている。 いかに丁寧に読むかの練習の一つに、いかに丁寧に書き写すかがある。 そこで転記ミスが出るよ…

値域の問題でつまづく生徒に足りないものは

値の範囲問題で、不等号や等不等号を使って範囲を示す。 ここでどちらを使うのか、あるいは境界の値をいくらにするか。 戸惑う生徒は多い。 これらの生徒が問題なのは戸惑うことそのものではない。 一発で正解を出そうという部分が問題だ。 実際にどんな値の…

漢字を書くのは何のため?

丸つけの時にノートに書き込んでもらいたいのは正解ではなく、成果に至るまでの思考や手順のメモだ。 何を見落としているのか、何が抜けているのか、あるいは解説に書いてあったポイントなど。 そういう不足を一度言葉や図でアウトプットしてみるためにメモ…

丸をつけて正解の数字を赤ペンで書くから点数が上がらない

新規の塾生には何度も伝えていること。 ワークを解いた後に丸をつけて赤ペンで正解を書き写すのは、本当に意味がない。 正解の数字を書き写しても正解の出し方が身についていないから。 正解に至るまでにどのように読んで、どのように考えて、どのように計算…

定期テストで点数を取るためのワークの使い方の基本

定期テストで点数が取りたいとする。 数学で言えば重要視するべきは学校の教科書、その次に学校のワークだ。 少なくとも一度も90点を取れていないうちはそこに絞っていい。 学校のワークの問題を参考にして定期テストが作られることは非常に多い。 本来学習…

中学生初心者向け古文学習方法とは

古文で苦しむ中学生は多い。 中学生の古文は単語や文法を十分に説明しないで授業が進むしくみだからだろう。 それでも入学試験では初見の文章を読解して点を取ることを要求される。 学校の定期テストでも初見の文章がでることがある。 逆に言えば、単語や文…

小学算数で何とかなっても高校数学で苦手になる理由とは

何となく雰囲気で解法を判定しているとまずい。 小学生で言えば、何となく出てきた数字で三角形の面積を求めたりする。 底辺と高さについて何となく考える。 この先にあるのが、高校数学の漸化式でなんとなく解法を当てはめようとして手が止まる状態だ。 条…

大小確認は計算の基本

計算ミスは限りなくゼロに近づけたい。 ゼロにしたいが、人間はミスをする前提で設計しておくほうが健全だ。 計算ミスの多くは基本的な動作で防げる。 防ぐというよりも自分でミスに気がつける。 自分で気がつければ失点にはつながらない。 基本的な動作の例…

粘るように仕向ける

何をやったら生徒が読んで書いて気がつくようになるかを、毎日考える。 一つにはクイズやパズルだよなぁと思う。 クイズやパズルを解くには、ルールや問題文を読むことが不可欠だ。 順調に解くには書いて考えることも大事だ。 何より頭を使うから考えて捉え…

読まない 書かない 気がつかない

偏差値55ぐらいまででウロウロしている生徒にありがちなこと。 まず読まない。 問題文に書いてある条件をナメて読まない。 解説も読まないし、本文も読まない。 行間などもってのほか。 そして書かない。 図も描かないし式も書かない。 途中式など省略したが…

道具は変わっても役割は変わらない

保護者さんとのZoom面談を終了した。 昔なら足元の悪い中わざわざお運びいただいて〜となるところだ。 いい時代になったもんだと毎度思う。 使う道具は変わっても、子供たちについての保護者さんの心配の内容は変わらない。 つまり親の愛情は変わらない。 そ…