今から40年ほど前のアニメ映画を観た。 40年前となると古臭くて観ていられないと思う人もいるだろう。 確かに色の塗り方など、時代の変化によって今とはだいぶ違うところもある。 しかし、演技の付け方の細やかさなどは流石だと思わされた。 例えば窓を開け…
学校の課題をやるのもやらないのも、考えればいい。 提出するのは面倒くさい。 提出しないことで評価が下がる。 その二つをちゃんと考えて、自分のやるべき道を選ぶ。 提出しない他者を非難する意味はない。 提出する他者を馬鹿にする意味はない。 ただ、何…
1日に18時間学習しようとすれば大変だ。 500問解いて全てに正解しようとすれば大変だ。 しかし、実際がところで言えばそんなに大変なことは要求されない。 少なくとも僕が生徒に「絶対やれ」ということは大変なことではない。 絶対にできることしか、絶対に…
小学生はノートの使い方から話をする。 できていなければ中学生でも話す。 例えば、計算式は横に伸ばさず縦に並べるのがうちのマナーだ。 横に伸ばした式は、見比べづらくなる。 見比べづらいということは、計算の見間違いや見落としの原因だ。 失点の原因に…
楽をすることは悪ではない。 楽をしてもちゃんと学力が上がることはいいことだ。 もう少しレベルを上げて言えば、学力が上がれば楽ができる。 計算の工夫などはその最たるものだ。 学力が上がるから工夫もできるし、工夫した結果楽になる。 おまけに正解率も…
学力の高い(伸びる)生徒の保護者さんと話していると、ピンと来る。 例えばそういう保護者さんは呼応の副詞をちゃんと使える。 呼応の副詞とは「あながち」から始まったら「打消」で終わる、ようなものだ。 それなりに文章を読んできた歴史が、言葉のちょっと…
今日から学校も本格化する。 昨日は比較的ゆっくりだったが、今日は質問も多めだ。 新学期感が出始めた。 ただこれは個人的には、今ひとつ面白くない。 新学期が始まってから新学期っぽくなるのは、普通のレベルだからだ。 もっと前から、ライバルが油断して…
親が子供に何を望むかは願いでもあり、呪いでもある。 呪いのパターンの一つに、自分の人生のリベンジとして子に願う場合がある。 今日観た「アイアン・クロー」という映画はそう感じられた。 実在するプロレスラー一家(一家として殿堂入りした)を題材にした…
子供を伸ばすために必要なことの一つ。 それは子供の学力を伸ばさない要求を大人が聞かないということだ。 僕は子供に判断力はなく、十分な価値観も育っていないものとして扱う。 子供の将来の可能性を強く信じるが、子どもの現状は信じない。 だから、子供…
僕は生徒に、手を動かすことを最初に求める。 学力が伸びない生徒は例外なく手を動かさないからだ。 公式等と呼ばれるものを覚えて、そこに数値を当て込んで正解とやらを出そうとする。 ある意味効率的に見えるその行動こそが、生徒の学力を削り取っていく。…
ツーリングは楽しい。 楽しみの一つに、到着したところで見る景色がある。 本当は色んな景色にそれぞれの良さがある。 でも、自分の記憶の中で見た最高の景色は、大体遠いところにある。 近所ブラリ略して近ブラでは得られない感動と呼べるものは、遠くにし…
塾の授業があるときだけ学習するという人間がいる。 それで必要な学力がついて合格するなら、それはそれでよし。 学力がついていないのに塾にいるときだけしかやらないなら? じゃあ塾に来る時間数を増やして沢山やればいいというのが合理だ。 ということも…
子供たちを見ていると、これまで送ってきた人生の一部が透けて見える。 ああ、そういうふうに生きてきたのね、生きてこられたのね、と。 そしてそのうちのいくつかは、子供たちの学力を阻害している。 だから僕は自分の生徒である限り、それらを取り除く。 …
生徒と話をする。 そこで気をつけていることの一つは、何度も同じ話に戻ることだ。 生徒に一番伝えたいことを念頭に置いて話す。 話しながら何度か話を発展させる。 発展するたびに、一番伝えたいことに戻ってくる。 話しながら、内容を復習するかのように反…
受験でも学習でも、自分のことだと思っている生徒から伸びる。 自分がやっていることが全部自分に返ってくるのが人生だ。 受験だって学習だって人生の一部だから、全部自分のこと。 誰かが何とか的考えが一番ダサい。 自分の人生を一番マシにするのは自分だ…
学習しない人間の言い訳は売るほどある。 学習しないことを真正面から捉えて口にする人間はいい。 「学習したくないからしないし、それで落ちてもいい」 とても好感が持てる。 しかし学習しないことをごまかすような言い訳はダメだ。 学習しないことを正当化…
学習は一瞬だけやるのでは学力に繋がりにくい。 学力が上がるのはできないことができるようになった時だ。 しかし多くの生徒にとっては、それがテストの点数につながってナンボだろう。 試験本番でいい点数の答案を書くのが目当てなら、定着までいかねばなら…
子供を賢くするために、つけておくべきクセがもう一つある。 それは「調べる」クセだ。 よく分からないものがあったときに、それを気にしない子供は非常に多い。 何となく分かったような気持ちになるならまだマシだ。 実際には分からないことがあった時点で…
日常生活で我が子を賢くしたいなら、我が子にいくつものクセを仕込むのがいい。 その一つは徹底して「比べる」クセだ。 教育の初期段階で、必ず「同じ」「違う」を比べるものを行う。 「仲間分け」というかたちで出て来ることもある。 その範囲では「比べる…
100問解いて、200問解いて。 そうやっているうちに集中が多少落ちるのが普通の人間だ。 そうしたときに出てくるミスが、本番で僕たちがやるミスだ。 そこを克服すれば、本番での失点を防いで高得点への道となる。 楽な状況で正解できても、テスト本番で正解…
学力が合法的に上がりさえするなら、何でもいい。 逆に言えば、学力が上がらない作戦ならそれは乗れない。 3P演習するところを1Pしかやらない。 演習量が不足していて学力がついているならいい。 でも、明らかに圧倒的に学力が不足している。 このままではど…
受験のための学習は、体力も必要だ。 ただ座っているだけじゃないかと思う人もいるだろうが、それは違う。 試しに2時間、ちゃんとした姿勢で座ってみればいい。 ちゃんとした姿勢で座るには背筋も腹筋もナヨナヨではだめだろう。 そもそも健康でなければ、毎…
春期に入ってからは国語の質問が普段より少し多い。 特に読解問題について、根拠や手法を確認する質問が多い。 国語は学習の基本だから、これはこれでよいことだ。 国語が得意になるか不得意なままかの一つの差は、数文字のひらがなへのケアだ。 接続語や文…
重みのある1時間をどう使っていくか。 ここは親がどれだけ我が子の生活をコントロールできているかの影響が大きい。 子供がダラダラしたいようにダラダラできる人生を送ってきたか。 それとも予定を遂行する人生を送ってきたか。 それが学習に与える影響は大…
1日は24時間ある。 そのうち1時間なら、1/24日だから4%強になる。 でも実際には24時間全てを活動するわけではない。 睡眠+生活で8時間とれば16時間の活動だし、10時間とれば14時間の活動だ。 1時間は僕たちの活動の7%くらいを占めると考える。 さらに自分以…
技術は大事なことだ。 計算であっても、どうやって計算するかで正確さも速度も変わる。 計算技術の基本となる計算の工夫もその一つだ。」 一度でも一問でも多く工夫しようと考えるのがいい。 でも、計算の基本はちゃんと手を動かすことだと忘れてはいけない…
毎日コツコツ学習して賢くなる。 逆に言えば、毎日手を抜いて不合格になる。 何をどう言おうが、これ以外にない。 本当に学力を伸ばしたいなら、志望校に合格したいなら。 学習で手を抜く日・学習しない日があるってどういうことだ? 我が子が手を抜いてなん…
県立相模原高校に進学できるせいとは、上位7%に入る学力の生徒だけだ。 ありがちな中学生の学力では、届かない。 ありがちな中学生の学習では、届かない。 定期テストの出題範囲表が出てからようやく学習するようでは、届かない。 直前の週末に学校のワーク…
慣れているかどうかが、成功率を左右する。 同じ学年の生徒であっても、塾でガッツリ個別演習することに慣れている生徒は違う。 何時間でも本人の姿勢を崩さず、コツコツと積み上げる。 休むタイミングも自分で適切に作るし、休み過ぎもしない。 しかし、学…
やり続ける力を上げたいなら、精神論だけではダメだ。 継続できる工夫をして物事に当たる。 その一つが、分量の把握を簡単にすることだ。 最初に最終目標を確認して、1回あたりの実行量を決める。 それを視覚的に確認しやすいようにする。 実行した数字を書…