青木学院ブログ 別館

Not STEP, not Rinkai, my brother. Do you know AOKI?

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

国語でも辞書を引け

英単語がわからない時に英和辞典を引かない人はいない。 だが、国語となると途端に国語辞典を引かないのはなぜか。 日本語は漢字が表意文字として働くことも多い。 それと文脈とを合わせれば、何となくの理解はできる。 しかし何となくの理解とはぼやけたも…

因数分解で差がつく二つの段階

因数分解は二つの段階で差がつく。 一つ目は言わずもがな、教科書に出てくる「公式」を扱えるかどうかだ。 あまりにも頻出なものが「公式」として掲載されているので、これを使わないのはまずい。 即日暗記して、永久に忘れないぐらいの勢いで使い倒す。 各…

手を出すな

我が子を賢くしたいなら、いかに我が子の脳や手足を使ってもらうかを考えよう。 物理的にできないことは親が手伝ったほうがいい。 でも、物理的にできることまで我が子の代わりに親がやるのはダメだ。 賢い人間は自分で判断し自分で行動する。 他人の行動を…

上位高校に相応しく振る舞う

他者に丸投げする癖を矯正すること。 これもまた生徒を見ていて考えることだ。 どうしても他人に依存する癖がついていると、その時点から自力を発揮しない。 いかに自分の頭を使ってもらうかが学力向上の鍵だ。 だから僕は何かが不足している発言については…

結果について語るより、経過について語ろう

語るべきところは結果にはない。 語るべきところがあるとすれば経過だ。 生徒の点数がどうだの、正誤がどうだのについて語っても意味は薄い。 生徒に対して話すのは問題を解く前、解き始め、途中経過だ。 それらに意識がないから、そこで手を抜いているから…

自分の理解できぬものをばかにして笑うのは人間のつねである

賢い人間かどうかを、さまざまなリトマス試験紙で判定する。 賢いとは今テストの点が高いかどうかというくだらないことではない。 今から未知のものに相対した時にどれだけ世界を広げる人物かということだ。 賢い人間にあるのは過去の数字ではなく未来の輝き…

魚は木の上には住まない

うちの塾に限れば、学力が高い生徒は例外なく簡単な指示を絶対に守る。 「こまめにノートを見せに来る」 「何か細かいことでもいいから質問する」 「ノートに日付とページ番号を書く」 「丸つけは大問ごとに」 この程度のことをやらない生徒で、学力が高い生…

我が子に言うことを聞かせるために

「子供が言うことを聞かない」というのはほぼ全ての親が持つ悩みだろう。 僕個人の考えとしては、「親の言うことに全て従う子供など気持ちが悪い」だ。 いい年をして自我の育成に失敗してどうするかと。 自主性を持っていない大人に価値はないのだから、子供…

何時間やるかじゃない

夏期特訓でも通常の授業でも、時間数無制限のコースを作っている。 これはやりたい生徒がやりたいだけできるようにと考えているだけだ。 目一杯学習したいと考えた生徒が目一杯学習した結果、200時間以上学習しているだけだ。 時間数そのものを重視はしない…

青木学院の日常

少なくとも本人が学力向上の意思さえ持ち合わせていれば、学力を伸ばせる。 本人にその意思も覚悟もないのであれば、手取り足取り優しく指導してくれる誰かの元に駆け込むがいい。 本人に意思があれば、問題を解いて僕に答案を示す。 僕はその様子を見てしま…

やらないからできない

ものごとを成功に導くにはいろいろなやり方がある。 でも、一番勝率の高いものは「すぐ行動に移す」だろう。 成功している人とまだ成功していない人を見て、一番違いがあるのはそこだから。 ただ積極果敢に第一歩を踏み出すことだ。 大半の人間にとってそれ…

通常授業再開

8月度の通常授業に戻って、久しぶりに夕方から生徒が来る。 久しぶりに遅い時間に仕事の重心がくると、やはりちょっとリズムが違う。 夏期特訓が終わったとはいえ、16時から22時までいる予定の生徒もいる。 時間無制限のコースなのだから、そのぐらいでいい…

マージンを作る

今日でお盆休み特訓は終了する。 明日からは8月度の通常授業を再開する。 学校の再開より少し早い時期から、通常のペースだ。 夏休みはどうだったろうか? 僕は大体想定通りの夏休みだった。 この生徒はこのぐらいのことになるだろうという範囲内にほとんど…

限界突破

野球で出塁すると、進塁に備えて塁から少し離れる。 これをリードを取る、と呼ぶ。 何メートルのリードを取って進塁に備えるか。 リードが小さければ進塁に不利になる。 かといってリードが大き過ぎれば投手の牽制球によってアウトにされる可能性がある。 ア…

大学入試でも基礎を丁寧にやれば勝てる

伸びない生徒に共通して見られること。 それは「難しい問題に手を出したがる」ということだ。 自分が学力が伸びないのは、難しい問題が毛ないからだ。 そしてそれをなんとかするために難しい問題を解かねば! こういう考えに陥る。 そして難しい問題に手を出…

泣いても手を止めるな

学習していて泣く生徒がいる。 この場合泣いて学習をやめるか、泣いても学習を続けるかにさらに分かれる。 才能に恵まれた一部の人間を除けば、後者しか伸びない。 何かを理由やきっかけにして学習する手を止めても、その瞬間に未来はない。 泣くほど悔しく…

じっと観察し続ける

ものを覚えたり理解したりするためには、つなげることだ。 全く関係のない新規の事柄を覚えたり理解したりするのは労力がかかる。 これまでに分かっていること、知っていることを使って次のことを理解してもらう。 必要とあらば何度でも同じ話をする。 そう…

油断はしない

多分小学校で上位5%に入っているであろうレベルの生徒であっても、油断はしない。 学校のカラーテストではなんとかなっていても、油断はしない。 ちょっと目先を変えたことをやって貰えば、すぐに弱点が浮き上がる。 ノートの見開き2Pに、色々なミスが出て…

体験して、言語化して、整理する。

数学でも英語でも、特定のルールに基づいて問題を解く。 ここで問われるのは抽象との付き合い方だ。 数学でも英語でも得意な人は抽象を具体に・具体を抽象にするのが上手い。 これは数学で言えば、公式に数字を当てはめるだけの行為をしていては身につかない…

好き飯 好きなことで飯を食える人間になるための条件2

一つ前の記事の続きで、好き飯の条件2だ。 mizmorijuku.hatenablog.com 好き飯を達成できる条件。 もう一つは、好きなことに社会性を持たせることだ。 社会性を持たせるというのは、例えば誰かに喜んでもらえるということだ。 僕は自分のしてきた学習を通じ…

好き飯 好きなことで飯を食える人間になるための条件1

好き飯という言葉がある。 好きなことで飯を食えるという意味でだ。 何方かと言えば、「好きなことをやって食べている」側の人間だと自認する。 子供の頃、それこそ小学生になるより前から塾に通っていた。 そのまま学び続けて、気がついたら塾の先生として…

軸足を意識できていれば迷わない。我が子にどうなって欲しい?

学力が伸びない生徒は例外なく問題文を読まない。 目を通して心に留めておかねば、読んだとは言えない。 こういう条件で、ここを問われているということをずっと考えて問題に向き合うのだ。 ふと手が止まった時に目の前の式と問題文の条件を見比べるのだ。 …

技と心を伸ばす

普段はSlackとZoomで指導している生徒が、お盆なので対面指導に来ている。 朝から数学を解きまくって、後半は英語を解きまくっている。 この生徒が受験生だったころを思い出す。 あの頃よりもいい質問ができるようになっている。 得意教科に偏りがちな学習は…

確認した後に変えれば変わる

昨日は神奈川や東京の塾の先生とお話をしてきた。 そういう場は僕にとってある種の「答え合わせ」だ。 自分が日頃考えたりやったりした事柄について、どうなのかを外部と照らし合わせる場だ。 昨日も「やはり!」や「ああ、そうか!」をいくつも受け取った。…

他者から得たものを他者に渡すのが仕事だ

今日は世間様もお盆休みだ。 自塾はともあれ他塾の先生方もほっと一息つかれている。 他塾の先生のお話を伺うチャンスだ。 都内県内の塾の先生方とお話しできる機会があるようなので、ぜひ行かねばと。 といっても、堅苦しい話をしにいくわけではない。 楽し…

理性を育てて合格する

合理的なことはいいことだ。 しかし、実際には非合理的なことを含むのが人間だ。 感情は非合理の最たるものだ。 感情を人間から切り離すことはできない。 僕も自分のことを感情的な人間だと自認している。 でも、その非合理を合理で説き伏せるのが理性だ。 …

合理的なことを躊躇しない生徒

合理的なことを躊躇せずにやる。 これだけで大体の場面は何とかなる。 失敗するのは非合理的なことをやるときと、躊躇するときだ。 数学の確率の問題で、かっこよく数式で解くのはいい。 でもその数式を使うモデルが分からないなら、数式では解けない。 なら…

才能を論じるより1問多く解けばいい

ある受験生がほぼ毎日、開店から閉店まで教室で粘っている。 12時間全く隙なく集中し切っているとは、言わない。 でも、夏前までと比べて一段登った取り組みになっているのは分かる。 もっと早くからそれをやれよ!と思ってはいるが、言わない。 過去は変わ…

散歩かナビか

時間や体力に何の制限もなければ、どこへ向かおうと思わずに散歩することは楽しい。 流石にこの時期は厳しいが、春秋に暇があれば、ぼんやりと風景を眺めながら適当に歩くのはおすすめだ。 あまり普段乗らない電車に乗り、降りたことのない駅で下車する。 行…

1/24≒4.17%

夏期特訓の終盤から参加している生徒。 もう2冊テキストを終えてしまった。 まぁ想定内なので、3冊目に指定したテキストは分厚い。 流石に残り日数で終えるためのものではない。 でも、今の力で取り組めてなおかつ一段深いところを見てもらうためのものを渡…